東京世田谷にて

カサンドラの自助会を開催している

看護職ボランティア団体です


次回の開催は5月○日です


参加費1000円いただいていますが

運営費、交通費などに

有効活用させていただいています


さて

今日のテーマは

変わらないこと、変われないことです



発達障がいの特性をもっている方には

個人個人で違いますが

【こだわり】があります



こだわりというのは

思考の偏り、物への関心の偏り

考え方の偏り、感情の偏り

人への関心の偏り等々



いろいろとあります


関係性によって

また相手の性格によって

【困りごと】は違います



ある夫婦では

問題になることが

他の夫婦では大問題なんてこと



発達障がい特性のあり、なしに関わらず

皆さんご経験のあることだと思います



決定的に違うのは



その起きた問題を

【解決するための】話し合いができない


問題行為を【変える】ことが難しいことです



例えば、

簡単な例ですが


夫婦の一方が発達障がい特性があるとします

コーヒー好きの夫婦です


お気に入りのコーヒーマシンがあって

使用方法がちょっと手順多め

一杯一杯入れるタイプです



すごく美味しいコーヒーか飲めるので

夫婦ともに気に入ってます


ですが

夫は、自分でいれます

入れる手順はやるけど

使った後の処理はやらない



片付けの手順としては



開けたコーヒーのパッケージを捨てて

入れ終わった後のコーヒーを捨てて

水を捨てて、水分を拭き取る

こぼれていたら拭き取る

コーヒーマシンを片付ける



手順としてはこんな感じ


夫は優雅にコーヒーを飲んでて

全てやりっぱなしです


カサンドラさんは

【ちゃんと片付けて】と言います



【後でやるよ】

かなりムッとしながら答えます



しばらくたってから確認しても

片付ける様子はない



カサンドラさんは

食事を作らなくてはならない時間



夫はいなくなってしまう

仕方なくカサンドラさんが片付ける



夫の帰宅後、

カサンドラ【片付けてなかったじゃない!】


夫はムッとしている

夫【いつもうるさい。】



カサンドラさんが怒るのも無理ありません



カサンドラ家では

夫の片付けができないのは

コーヒーマシンだけではないから


カサンドラさんは

片付けしないで済むように

家の仕組みを変えていますが

全て片付けなくてもいいようにはできません



でもコーヒーマシンだけは

片付けが必要


コーヒーマシンを買うのは

何回目か



カサンドラさんが夏休み

子どもと実家に数日帰っていた時には

使ったまま放置され

カビが生えて

匂いがとれずに捨てたし



カサンドラさんが調子悪くて

数日コーヒーを飲まない時にも

同じようなことが



大好きなコーヒーか飲めなくなっても

変わらない

コーヒーマシンが使えなくなっても

変えられない



コーヒーマシンだけなら

カサンドラにはなりませんけとね



とカサンドラさんは

やるせない表情で語ります


ーーーーーーーーーーーーーー

誰にでも

【変われない】ことはある



でも

このコーヒーマシンのエピソード

このくらいのことなら

と思う人は多いのではないでしょうか


しかも


父親という

子どもにとってのロールモデル的存在か

【できないことを当たり前とする】



子どもへの影響を考えると

カサンドラさんもツラいかもしれません


カサンドラの会では

圧倒的に女性が多いですが

男性の参加者さんも最近は増えてます



同じ境遇にいる方との話は

得るものが多いと思います



ツラさをお一人で抱えないように

どこか支援してくださる方と

繋がってください