東京世田谷にて

カサンドラの自助会を開催しています

看護職ボランティア団体の

@ and me nursing代表です

 

ゴールデンウィーク突入ですね

家族イベントが

苦痛になりやすいカサンドラさんたち

いかがお過ごしでしょうか

 

 

「適当に相手しておけばいいのよ」

「相手しなければいいのに」

「自分の好きなことをしていればいいのよ」

 

 

カサンドラさんには

「適当に相手する」


が、できない理由

周囲には

わかりづらいかもしれませんね

 


 自助会に参加される方は

カサンドラさんが

自由にふるまうことが難しいこと

よくわかっています

 

 

家族でのイベントが大変なことも

みんな折り込み済です


あまりご無理なさらないように

 

 

このブログでは

カサンドラさんから許可を

もらった内容を掲載しています。

本日は、お子さんのいる

カサンドラさん(女性)のお話です

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夫との生活に疲れました

 

 

「やめて」と言っても通じない

「やめて」と言うとムッとされる

「イヤだ」といっても通じない

「イヤだ」と言うとムッとされる



長い説明は居眠りされる

メールやLINEも既読ムシ

 


一緒に生活しているといろいろと

やめてほしいこと

嫌なことってありますよね


 

嫌いな食べ物があるのと同じ

苦手な食べ物があるのと同じ

 


何で?って聞くけど

明確な理由がなくても

「苦手」「イヤ」なことって

誰にでもありませんか?

 



それを理解してもらえないんです

今日お話するのは

夜のお土産コールの話です

 


うちは子どもが2人

 


子どもが保育園時代

異様に朝起きるのが早い子どもたち



保育園で疲れるのか寝るのが早くて、

19時半~20時には寝てしまっていました。

 


 早寝早起き

これって「いい習慣」ですよね

 

 

夫は職場がちょっと遠くて

18時定時に仕事が終わっても

子どもが寝た頃に帰宅する生活

 

 

夫は自分がお菓子好きなのもあって、

仕事帰りによく子どものお菓子を買ってきます

 

 

夫「お菓子買ってきたよ~」と

大きな声で帰宅

 

 

必ず子どもを起こします

子どもは

歯磨きを済ませて

やっと寝かしつけたところ

 


大好きなお菓子と言われると

思わず起きてしまう



子どもたち「パパだ!わーい!」



それに

大好きなお菓子を目の前にすると

「食べたーい」というのは

子どもの自然な反応ではないでしょうか

 

 

妻「もう歯磨きしたから明日にしようね」

子どもたち「やだ~食べたい!!!(泣)」


妻「明日のおやつの時間に食べようね」

子どもたち「やだやだ(大泣き)」

 

 

夫「お母さん、怖いね~、かわいそうだけど、じゃあ明日ね」



優しいパパ、怖い母という構図だ



そそくさとお菓子をもって退散する夫

 

 

妻「・・・・・・・」

妻、大泣きする子どもをなだめ、

いつもより寝かしつけに3倍くらいの時間がかかった

 

 

子どもが寝た後、夫婦だけになった時

夫に言います



妻「子どもが寝る時間ってわかっているよね。お土産買ってきてくれたのは有難いけど、朝見せてほしかったな」

夫「せっかく買ってきたのに。買ってきたってことを伝えたかっただけなのに(プチ怒)」



夫「朝、お前が見せたら、子どもはお前が買ってきたと思うだろうよ(怒)」

妻「パパが買ってきたっていうし、パパにありがとうって言うようにさせてるよね」


妻「朝、少し早く起きて子どもに伝えたらいいじゃない」

 


夫、黙っているが

怒っているのが伝わる



無言で自室に行く

 

 

妻「えッ私の言ってること変?」

 

 

夫のお菓子コールのせいで

寝かしつけに時間がかかったし

夫と話をしたので

 カサンドラさんはそのあと一人で

 夕飯の片付け

翌日の保育園の準備

翌日の仕事の準備

 

深夜まで起きてやらなくてはいけなくなった

 

 

翌日

子どもたちはいつも通り早起きだ

 

 

夫はいつもギリギリに起きて

自分の準備が済むとすぐに出社

 

 

夫は怒ったまま

何も言わずに

朝食を食べて出社した

 

 

「えっ?私が悪い?」

そこでもカサンドラさんは思った

 

 

 

実は

このやりとり

 

 

何回もしているのだ

 

 

1か月に1回か2回くらい

いや、もっと多いかもしれない



子どもが寝付いた後に

わざわざ起こす

「お菓子買ってきたよ」

「おもちゃ買ってきたよ」

 

 

もちろんカサンドラさんは

「やめて」という

「子どもを起こさないでほしい」と言う

 


朝か休みの日まで取っておいて渡せば?

と提案してみる

 

 

 

夫「どうせ俺が悪いんだろう」

夫「俺のやることにいつも文句を言われる」

夫「子どもを囲い込みたいんだろう」

 

 

カサンドラさんが

「そんなことはない」と言っても



「寝ている子を起こさないで」

とお願いしても


このモードに入ると何も聞いてもらえない

 

 

このやりとりを何回繰り返してきただろう

 

 

親として

当たり前のことではないのか

 

 

子どもの生活習慣を乱すこと

夜、お菓子をみせる

新しいおもちゃをみせて

子どもの睡眠の邪魔をしていいんだろうか

 

 

そんなことをする親がいるんだろうか

 

 

友達に相談してみた

 

 

友達「えーー、えらいね。お菓子買ってきてくれるんだ。ご主人えらいね。うちなんか買ってきてもくれないよ。」



カサンドラさん「あ、そこほめるんだ(心の声)」

 

 

友達「おもちゃ買ってきたら見せたくなるよね」

友達「ご主人子どもの好きなおもちゃ知ってるんだ。すごいね」

 

 

カサンドラさん「夜おこすし、やめてと言ってもやめてくれないんだよ」


友達「ご主人、子どもを喜ばせてたいだけなんでしょ。少しくらいいいじゃない」

 

 

カサンドラさん「何回もあるんだよ。それが」

友達「何回も買ってきてくれるの?すごいね」



友達のこの反応をみて




「私の対応がいけなかったのかな」

「私が心の狭い人だったのかな」と思った

 

 

その後も同じことが続いた



その都度「やめて」と言って

夫がキレるというやり取りが続いた



月に1,2回の時もあれば

もっと多いときもある

 

 

次第に

夫に「やめて」ということ自体が

無駄なことに思えてきた



夜だろうが

なんだろうが

子どもにお菓子を与え


おもちゃで遊ばせて

寝る時間が遅くなることに

目くじらをたてる必要はないのか?



その度に

子どもの寝る時間が遅くなり

カサンドラさんの睡眠は削らた



翌日は子どもは朝起きれない



もう、よくわからなくなった


 寝る時間が遅くなるので

その寝かしつけを夫に頼んでみたりもしたが

 

「明日仕事だから」と寝かしつけはやらない



子どもを朝起こすこともしない

子どもの早起きにもノーレス

 


深夜にまで自分の仕事がたまっても

あきらめることにした

 

あきらめたら

夫は「買ってきてもいいんだ」と

勘違いしたのか

その頻度が増えて

もうわけがわからなくなった

 


寝る時間が少なくなるカサンドラさん

「疲れた」という頻度が増え



夫と話すことも

誰とも話したくなくなってきたという

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 このカサンドラさん


伝わらないのは

これだけではないという

あくまでも一例でといいながら話されていた



夫とのやり取りに

心底疲れていた



ただでなくても



子どもがいて

働いて、子育てして、家事して


オンオペである


方向性を同じにして歩んでいきたい

パートナーとは

会話がかみあわない



もどかすを分かち合う自助会

 


次回は5月です



春先は

メンタルの不調のおこりやすい時期

どうぞ気をつけて下さいね