世田谷にてカサンドラの支援をする

看護職ボランティア団体です

 

 

自助会を毎月開催しています

自助会は


お話会(ピアトーク) 単独

お話(ピアトーク)+アートワーク


の2種類あります

 

お好きな方にご参加くださいね

 

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国際女性デーは

3月8日です

 

「ミモザ」の花が飾られます

 

 

国内でも様々なイベントが開催されます

お時間あったら参加してみて下さい



日本はもともと

男尊女卑という社会構造でした


いまでも

地域によっては色濃く

残っているかもしれません

見えない差別があるのかもしれません


そんな状況を反映しているのかわかりませんが

 

日本のジェンダーギャップ指数は

下がり続けています


146か国中125位

前回よりも下がっています


順位を下げる原因になったのは

「賃金格差」

「社会的地位」

「就業状況」

「政治家の数」

 大雑把にいうとこんな感じ



女性は非正規雇用が多い

 


賃金はいまだ男性よりも

かなり低い

 

 

政治家は女性が少なく

妊娠も出産も子育てもしたことのない

おじちゃん、おじいちゃん政治家ばかりです

 

 

でもね


先日参加したワークショップで

大学生と話をしたら

 

 

いまの若い世代の皆さまは

「ジェンダーギャップを感じることが少ない」

と言っていました

 

 

確かに

制服はスカートだけではなく

「ズボン」を選択できるようになり

(ズボン➡スカートの選択はまだみたい)

 


出席番号は男子が先ではなく

男女ミックスになり

 


○○ちゃん、○○君ではなく

「○○さん」で統一されて

 

体操服は男女同じデザイン

「ブルマー」はありません(笑)

 


「家庭科」「技術」も男女ともに教育されます

 

その他にも

授業参観に行くと

ひと昔前の「男女別」の状況とは違います

 

性差を感じることがなく

平等だと感じる機会が増えているのかもしれません

 

 

でも

ジェンダーギャップは

社会の色んなところに根深く残っているので

ジェンダーギャップの順位が上がらないんだと思います

 

 

 

 

さてそこで

今日は、ジェンダーギャップに関連して

「女性の貧困とカサンドラ」をテーマにします

 

 

 

カサンドラさんのお話を毎月開いています

 

カサンドラさんは

夫婦関係でおこることが多く

特に、女性の側がカサンドラになります



最近は親子関係のカサンドラも増えていますが

 参加者の8割は、

カサンドラ妻だと思います。

 

 

カサンドラさん

日々の生活に悩みます


そして

近しい人や親戚、親、友人など

相談できる人に

夫婦の関係のことを相談します

 

 

周囲の人のアドバイスは

「だったら離婚すれば」です

 

 

カサンドラさん自身

どこに問題があることは十分にわかっていて


一生懸命、改善したくて色んなことをします

何をやっても、どんなに努力しても

改善できないことが多い


カサンドラさん自身も

他人から言われなくても

 「離婚」の文字は頭をよぎります



何度もよぎります

 

なぜ離婚しないのか

 

様々な理由があると思いますが

 

 

「シングルマザーの生活の困難さ(貧困を含め)」

「女性の貧困(単身者)」

「就業の問題」


 

 

すべて

ジェンダーギャップに起因する問題です



あとは

子どもが小さいから



 

 

こどもさんのいるカサンドラさん


カサンドラになった時点で

すでに心身が非常にモロイ状態にあり

とても1人で子どもを抱えて生きていけない

 

シングルマザーになった方から

養育費がもらえない話をよく聞きます


だとすると

自分の稼ぎだけで到底子どもを育てられない

と考えます



 特に

カサンドラ家庭ではワンオペ育児

 

 

一人っきりで

育児も家事もしなくちゃいけない大変さから

仕事をセーブした人も多い

常勤からパートに変えた人も少なくない

仕事を辞めざるをえなかった人もいる

 

 

 だから

収入は独身時代よりもかなり減った状態

 

 加えて

カサンドラになってしまって

心身の気力が衰えた状態



今さら働けるだろうか・・・

 

 

その不安は大きい

 

 

仮に働いたとしても、ブランクがあるから

夫と同じような稼ぎは当然得られない

 

 

中には


経済的な虐待を受けている方もいるから

充分な蓄えがある方も少ないかも

 

 一瞬


「生活保護」も頭によぎるが

イメージが悪すぎて

そこに足を突っ込む気にもならない

 

 

八方ふさがりな状況・・・

 

 

「私が我慢すれば」

踏ん張っているかたもいる

 

 

我慢すればするほど

カサンドラ状態がひどくなっていく

・・・・・・

 



ここまで書くと

発達障がいの方がすごくひどい方のように

感じるかもしれないが

 

 

そんなことはありません

 

 

優しくて穏やかな特性の方が多いし

家の外ではとても仕事のできる方も少なくありません

 

 

でも

前のブログにも書いていますが

 

 

「問題の解決方法に対する考え方」が独特

「話し合いが苦手」

「自分の範疇に対する考え方が独特」などなど

色んな特性が重なりあって

 

 

 

ほんと小さなボタンのかけ違いから

そのすれ違いがどんどん大きくなっていく

 



 すれ違いを防げればいいけれど

「話し合い」による解決が難しいから



未解決事案が

どんどん、どんどん蓄積していく

 


 

一緒に生きていれば

色んな問題がでてくるのは当たり前と

いうことは知っていても


解決するスキルを持ち合わせてないから

 

 

「俺には関係ない」と拒絶

「何やっているんだ」と怒っても仕方ないことに対しても怒りまくる

「だったらやめればいいだろう」

「だったら逃げたらいい」

「そんなこと必要か?」

 

 


逃げたり

話し合いすらならない

 

 

カサンドラさんは

本当は離れたいと思っている人も多いが

 


情けもあるし

シングルマザーの貧困の恐怖がのしかかる

離婚しない選択をとり

その場にとどまることを選ぶ人も多い

 

 

離婚を推奨するわけではないけれど

 

気軽に離婚ができる環境があれば

 と思うこともある

 



シングルマザーになっても

生活の不安がないならば

少し距離をおくこともできるのに


女性の貧困の問題がなければ



結婚をする時に

「経済的な側面」を重視した相手選び

なくなるのに

 

 

婚活サイトの男性選びの時

「経済」欄が最優先事項のようになっている




女性の貧困がなければ

もっと人間性に目を向けて

相手を選ぶことができるのに

 

 

 

 

それ以前に

結婚という制度で締め付けられているから

もっと気軽に結婚ができればいい

「事実婚」「別居婚」「夫婦別姓」

好きな方法を選択できればいい

 

結構した時の

姓を変える作業の面倒なこと


銀行、保険、職場、印鑑、

手続きが山のよう


それに結構前の

キャリアが名前では繋がらなくなるし

 

 面倒なことが多い


考えることも多すぎる




女性がもっと楽に

女性がもっと自由に



生きられるようになればいいのに

 

 

女性の貧困がなければ

カサンドラになる人は

もっと減るかもしれないし

 

 

もっと多様性に

配慮した世の中になればいいのに

 

 


国際女性デーに合わせて

日頃から思っていたことを言わせてもらいました

 

 

女性の皆さん、どう思いますか

男性のみなさんは、これを読んでどう思いますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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