す世田谷にてカサンドラの自助会を主催する

看護職ボランティア団体

@ and me ~nursingです

 

 

自助会(お話会)は3月17日(日)午前

自助会(お話会)+アートワークは3月24日(日)午後

 

 

発達障がいの方の特性として

 

「謝らない」

もしくは

「謝罪するのが苦手」

 

というのがあるようです

 

 

謝れない特性をもつ方と一緒に暮らしていると

カサンドラ状態になりやすいような気がします

 


「そんなことで?」と

簡単にいう方がいたら



一緒に生活してみたらいいと思います

本当にツラいと思います


 

だって

誰かと一緒に生活していると

 


悪意はなかったにしても

わざとではなかったにしても

相手に不快な思いをさせることはあるからです

 

 

そんな時

「ごめん」「ごめんなさい」とすぐに言えたり

 

お互い都合が悪いことがあった時に


何が悪かったのか

どうしたら解決できるのかを

すぐに話せると



怒りや悲しみはあるものの

その感情は時とともに薄れていく

 

 

でも・・・



それを即座に解決していかなければ

 

 

同じことを繰り返したり

同じようなことを繰り返したり

怒りを増長させることになります

 

 

そして

 

その人との関係の間にあいた溝は

 

時間の経過と共に非常に深く、深く


そして

複雑になっていく

 

 

だから

【問題がおきた時には

すぐに解決した方がいい】


というのが大人ならみんがもっている

一般的な解釈だと思って生きてきた

 

 

でも

発達障がいの特性をもつ方の中には

絶対に「謝れない」方がいて

本当に何があっても謝れない

逆ギレということもよくあるらしい

 


さて



あるカサンドラ家の話てす

ある大事件がおきた

カサンドラさんの夫がおこした事件です

 

 


怒りのあまり言葉を失い

怒りにふるえたカサンドラ妻さん

 

 

夫はいつもの通り

素知らぬ顔して謝らない

逆ギレすらしている様子

夫「100%俺が悪いわけじゃない」

ふてくされている

 

 

カサンドラさん「限りなく100%あなたが悪い」と言っても

夫「でも100%とは言いけれないだろ」と反論

 

カサンドラさん「90%以上悪いんだったら普通は謝るでしょ!」

「なんで謝らないの?!(怒、怒、怒、怒)」

 

 

夫「何言ってんの?だって時間が解決してくれる」

夫「たいていのことは、時が解決するッテ言うだろ」と

ちょと馬鹿にしたようなドヤ顔でいう

そんなことも知らないの?って感じで

 

 

何を言っているのか

理解できなかった




たいていの人なら謝るところを

夫は謝らないもんだから

 



カサンドラさんのストレスは

積み重ねって

極限に達していた

 

 

謝ってほしくて

謝る習慣をつけてほしくて



謝らないことによって

どんなに不快な思いをしているのか

どんなに悲しい思いをしているのか

謝らないことで怒りが増長していくのかと

関係が悪ってしまうこと等

 

 

色んなやり方で

説明に説明を重ねた




でも



絶対に謝らない

 

 

しまいには

 

こんなに苦労して相手に謝らせるのか

わからなくなってきて

 


こんな相手と暮らしていることすら

疑問に感じるようになってきて

  



 次第に


いろんなことに


疲れて

あきらめて

感謝をもつことすらなくなっていって


・・・



次第に

カサンドラになっていった

 


今回は大事件について話をしましたが

ちっちゃなことも謝れないといいます

 

 

例えば、

カサンドラさんがコーヒーをもっていた時

相手がぶつかってきて

コーヒーがこぼれた

 

気づかずに足を踏んでしまった

 

カサンドラさんのお気に入りのコップを割ってしまった

 

こんな小さなことも

大抵は謝りません

 

 

「邪魔なところにいる方が悪い」

「そんなところに足を出している方が悪い」

「また買えばいいだろ」

「コーヒーをまたいれればいいだろ」

 


ふぅーーー

 

こんな対応を毎日されていたら



生活がうまくいくはずがありません

やられた側のストレス

その蓄積は

すごいですよね


想像してみて下さい

 

 

 

それに

「時間が解決してくれる」という状況は

 

 

生活の中で

大小いろんな事件があると思いますが

その事件に対して、ある程度解決策を講じた後

それでも感情が収まらない時に

使う言葉だと思います

 

 

・・・わかってくれるかな