世田谷にて

カサンドラの自助会を開催してます

看護職ボランティア団体

@ and me ~nursing 

カサンドラチームです

 

 

本日のタイトルは

【喜怒哀楽の取り扱い】です

 

 

発達障がいの特性によっては

コミュニケーションが苦手です。

 

 

発達障がいは「自閉症スペクトラム」という名前の通り

障がい特性は、グラデーション

 

コミュニケーションの苦手レベルは

個人によってまちまちです

 

 

感情を読み取ることが苦手な方は

喜怒哀楽が混じるコミュニケーションは

苦手かもしれません

 

 

感情が入るコミュニケーションでは

単に話を聞くだけではなく

話の中に組み込まれている相手の感情が入ってきます。

 

 

相手の感情を読み取り

→共有・共感→フィードバックは

非常にハードルが高いのかもしれません

 

 

カサンドラさんの話を聞いていると

 

 

「喜怒哀楽」の4つの感情の中でも

「喜び」や「楽しみ」については

 

 

 

相手が「無対応」、「ノーレス」であったとしても

共有できない寂しさ程度で

多少、ショックは受けるかもしれませんが

 

 

 

カサンドラさんも

テンションが上がっているから

気にせず流すこともできるかも

 

 

でも 

 

【怒り】【哀しみ(悲しみ)】は

親身になって対応してほしいところ

カサンドラさんも

ショックやダメージが大きいだろうから

 

 

 

発達障がいをもつパートナーさんたち

この2つのネガティブな感情の取り扱いを

とっても苦手な方が多いように感じます

 

 

前のブログでもいいましたが

特に、この2つの感情が発動すると

 

 

【どうしていいかわからなくなる】

【逃げたくなる】

【パニックになる】

 

という「パニック系」の反応や

 

 

【めんどくさい】

【どうでもいい】

【なんでこんなことで悲しむんだろう】

【なんでこんなことで怒るんだろう】

 

 

という「面倒系」「疑問系」反応の方もいるようです

 

 

前半の

「パニック系」の反応を示されたとしたら

感情をサポートしてくれない悲しみは感じますが

 

 

 

後半に書いた

「面倒系」や「疑問系」の反応を示す方だと

カサンドラさんのショックや悲しみは助長されるし

 

自分のことをわかってもらえない

サポートしてもらえない悲しみもプラスされて

 

 

落胆の度合いはかなり大きくなります

 

 

 

 

 

ネガティブな感情って

自分でもやっかいだと思うかもしれないけど

 

 

人は生きている限り

悲しみや怒りを感じるし

 

 

結婚式の誓いって

「病める時も健やかなる時も共に・・・」って誓うように

 

 

 

「いい時」も「悪い時」も

共に助け合って生きていきたいと思って

一緒になる人って多いと思う

 

 

 

 

カサンドラさんのお話を聞いていて

 

カサンドラさんは

発達特性をもつパートナーと生活を重ねていく中で

感情を自制する方法を身に着けている方が多くて

 

感情を一方的に、過度に、押し付けてないのは

お話を聞いていてすごくよくわかる

 

 

でも、独りで耐えているのは

とても忍びないこともある

 

だから

 

 

 

悲しんでいる時・・・

そっと肩に手をふれてあげたり

温かい飲み物をもってきてあげたり

優しくハグするのもいいかも

 

1人になりたい時もあるから

「一人になりたい?」って聞いて

そばにいてほしいと言われたら

感情が収まるまでそばにいてあげたらいい

 

 

怒っている時・・・

怒りの矛先が自分なら反省する必要があるし

他のことで怒っているなら

感情が静まるまで話を聞いてあげるのもいいかも

 

 

 

喜怒哀楽のトリセツがあったらいいけど

どんな感情の時も

真摯に向き合う「誠実」な対応が一番かもしれない