こんにちは

世田谷にて

カサンドラ&発達障害の方の周りで不調を感じる方の自助会を行っている

看護職ボランティア団体です

 

 

 

カサンドラさんは

日常生活の中での苦悩をたくさん語ります

 


朝起きてから

夜寝るまで

色んなことがおこるようです

 

 

何かが起きることに慣れてしまって

「普通」がわからなくなるともいわれます

 

さて、

今日のタイトルは

「それは自分の仕事じゃない」です

 

 

タイトルだけみると

よくわからないかもしません

 

 

「普通」に考えると

【自分の仕事以外はやらないっしょ】と

他人はそう思います

 

 

だって余計な仕事を

あえて背負い込むことはないから

 

 

あるカサンドラさんの話です

 

小さな子どもが2人いるカサンドラさん

上の子は2歳。

下の子どもが生まれたばかり

朝から晩まで大忙し

 

 

夫が発達障害の疑いです

結婚前はわからなくて

結婚してから疑いが強くなり

1人目が生まれてはっきりし

でも、どうしても2人の子どもがほしくて

2人目を産んだという方でした

 

 

ワンオペ育児はしたくないけど

夫に「頼む」作業が大変で

だんだん、だんだん

頼むことが減ってきたという

 

 

でも

朝8時までにゴミ出しするという

自治体のルールがあって



忙しい朝



下の子を抱っこして

上の子を1人家に待たせ

バタバタバタバタ

ゴミ出ししてた

 

 

ある時

これって

私一人でやるべきことなんだろうか・・・

と疑問がフツフツとわいてきた

 


というのも



夫はというと



のんびりと自分の準備だけして

1人ゆっくり朝ごはんを食べ

毎日同じ時間に仕事に行く

 


なぜ

一人だけ優雅にしていられるのか

なぜ手伝ってくれないのかと

何回も話をしてきた



夫の言い分は次の通り

 

「自分は仕事に行ってお金を稼いでいる」

「君は産休中だから子どもの世話が仕事だろう」

「家にいてできる人が家事をすべき」

 

その一点張り

 

 

家では


彼一人だけ

高級ホテルでのーーんびりくつろぐ

大富豪のよう

 



なんかおかしい

 

なんかおかしい

 

 

でも

夫を動かすのがとても大変



何か言っても

上記のセリフを繰り返す

壊れたレコードのようだ

 

 

昭和の時代じゃないんだし

手伝いをするのは当たり前じゃないか

 

小さな子どもを1人待たせて

ゴミを持っていくのも


小さな子どもを抱っこして

ゴミ出しするのも



そんなのおかしい



何もしない大人が家にいるのもおかしいと

 

 

「ゴミ出し」をやってほしい

懇願した

 

たかがゴミ出しをさせるのに

こんなことすら

頼めない関係性が続くなら

離婚もやむを得ない




そんな話もでるくらい


悲しいかな

たかが

ゴミ出しの話である


さて夫のゴミ出しが始まった

 



自治体のゴミ出しルールを覚えるのに

ものすごく時間がかかった

 

ゴミをいれる袋の種類

ゴミの入れ方

ゴミの置き方

 

 

いろんなルールを覚えるのにも

ものすごく時間がかかった

 

 

安心して任せられるようになるまで

何年もかかった

 

持っていく前に袋をチェックして

置き方を確認して

割れ物は危険がないか

電池の捨てる場所の確認

年末年始はスケジュールが違うこと

粗大ゴミの扱い・・・

 


 

近所の方から

何度もクレームをいただき

やっと覚えたかと思った

 


何年もかかった

 


確かにゴミ出しをしてくれるようになった

 

 

夫の不器用な様子を見ている

仕事場の人は

「家で何もしてないんじゃない?」と

笑って言うらしい

 


夫は

何を言ってるんだ

色々やっていると反論するらしい



夫いわく

色んな種類のゴミ出ししているから

それだけでドヤ顔だ

 


小さな子どもがいて

ゴミ出ししているだけで

色々やってる

と言うんだ



カサンドラさんは

モヤモヤする気持ちを抱えて

日々生活してきた

 

 

ゴミ出しも慣れてきたし

別のこともできるんじゃないかなと

思ったその時

 


最近、慣れてきたせいか

雑になっていることに気づいた

ゴミの袋をちゃんと閉じていないから

ぽろぽろ落ちていたりする

 


玄関に落ちていることも何回もあって

子どもが拾うといけないから

「ゴミが落ちていたら拾ってね」と

言ったところ

 

 

 

「自分はゴミ出しが仕事」

「ゴミを拾うのは自分の仕事ではない」

 

 

ふーーーーーーーーーーー

 

 

 

「自分の仕事じゃない」

 

 

 

そうきたか

 

カサンドラさんも反撃

「小さな子どもがいて大変なの。ゴミくらい拾ってね」と言うと

 

 

 

一番最初に戻る

 

 

 

「自分は仕事に行ってお金を稼いでいる」

「君は産休中だから子どもの世話が仕事だろう」

「家にいてできる人が家事をすべき」

 

 

振り出しにもどった

 

 

 

カサンドラさんは

絶句である

 

 

長い文章を読んでいただき

ありがとうございます

 

 

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