こんにちは。
ちょっと間が空いてしまいました。
その間にすっかり街は秋になっていました。暑くても食欲全額だったのに、秋はまた美味しいものがたくさんあって、大食漢には罪な季節ですね。
さて。
今日の話は
【興味スイッチのオンとオフ】
大きな悩みに発展することが少ないから、
カサンドラさんからの訴えが少ないように思います。
でも【興味のあり、なし】って発達特性のある方の行動に大きく影響するから
困っている人はきっといるはず
さて。あるカサンドラ家の話です
カサンドラさんが、
何か新しいことを始めようとします
夫は聞いたことがなくて知らないことでした
夫に話すほどのことでもなかったので
別段話していなかったのですが
やたらと聞いてきます
なになに?
何時やるの?
どこでやるの?
何するの?
誰とやるの?
と、しつこく聞いてきます
そうかと思うと
そんなことやっても意味ないよね
知りもしないのに勝手に言ってきます
カサンドラさんはわかっていました
カサンドラさんが説明をし始めて
ある程度したところで
全容がわかります
そしたら急に興味を失って
【なーんだ、そんなことか】とそっぽ向いてどこかへ行ってしまうんです
知らないことが気持ち悪いみたい
大して興味もないのに
すごく興味ありげに聞いてくるところが
勘にさわります。
概要がわかるとそれでいい
人間関係全てがそんな感じ
深く付き合う友達はいないみたいです
そういえば
つきあってた時
お互いのことがわからないときは
すごく話を聞いてくれたのに
その時とは別人だと思います
結婚してずいぶん時が経ち
お互いに色んな面で変わっても
夫はカサンドラさんに対して興味がないから
話を聞こうともしない
だから、
カサンドラさんが
いまどんな本を読んでいるのか
好きな曲は何か、好きな食べ物
興味をもっていること
仕事、友達、
全く知りません
ある時
50を過ぎたある日
カサンドラさんはある看板を目にします
その人にあった葬儀をというコンセプトで
好きな曲、
好きな色、好きな種類の花を飾って
お別れをしようというものでした
あー、うちは無理だ
何も知らない
一緒に住んでるのに
毎日時間を共有してるのに
カサンドラさんは
相手の好みを熟知してますが
相手は一向に知りません
なんだか悲しいなと思った
興味のスイッチのオン、オフ
長く生活していると
そのスイッチが入る音が
聞こえてきそうなくらい、
普段は何の興味も示さない
一緒に住んでるのに必ずなと
カサンドラさんは思うのでした