世田谷区でカサンドラと発達障害者当事者の支援をしている現役ナースです。

この会は「仲間(ピア)」による癒し効果をねらった会で、特別なセッションへの勧誘はありません。

 

2月12日のピアトーク&アートワークの会の予約は締め切りました。

ご予約ありがとうございました。

次回は3月12日(日)10時~世田谷三軒茶屋で行います

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さて。今日のタイトルは、「子育てにお金がかかるって・・」です。

 

 

私はアラ還。子どもは20歳超えです。今、若い世代の子育ての状況をみていると、私の若い頃に比べてすごく助成されてきているなと思います。でもお金がかかって大変だなと思います。国会の答弁を聞いていてホントに子育て

 

例えば、保育園や幼稚園のお金。20年くらい前に保育園に預けてましたが、その当時は保育園の入園がホントに大変。「10倍」という倍率の狭き門を突破し、無事保育園に。当時。育休が始まってまだ浸透していない頃。産後は「出産してたったの8週後」で職場に戻るのが当たり前。

でも保育園の入園基準「生後5か月から」。空白の3か月を職場に頭を下げまくって職場で初めての「育休3か月」取得しました。上司から「権利を主張する人なのね」と

言われるし、周囲はメチャ冷たかった。

保育園の1か月の保育料は「6万円」。保育園は8-17時までしか預かってくれないので、朝はギリ仕事前に預けられても、17時まで仕事があるから帰りはベビーシッター。15万くらいは保育関係に消えていきました。

 

2人目を産んだとしても、同じ保育園にはまず入れない。保育園が少ない時代。仕事前に数キロ離れた保育園にはしご。育休もまだまだ浸透していない、実家に頼れない状況だとほとんどの人は当然「働かない」選択をしていました。

 

でも、本当にお金がかかるのは、その後でした

小学校以降。

東京では、かなりの数の小学生が「塾」に通っています。

私は「塾頼み」ではなく、自分で勉強する習慣をつけさせたかったので、

ぎりぎりまで塾には頼りませんでしたが、周囲ほとんど塾に行ってました。

中学生も高校生も。特別な事情がない限りほとんど塾に行ってます。

塾に行ってない子の方が珍しい。

 

理由は、「学校だけでは勉強がおいつかない」

「塾に行かないと受験は難しい」

 

私の世代も、難関大学や難関高校に行く人、学力をあげたい教育熱心なご家庭は塾や予備校に行っていましたが一部の人という印象。

 

今は塾にどれだけ行っているのか・・。

 

東京の中学受験者数は増加傾向。中学受験をする子は90%以上は塾に行っているでしょう。塾代ってものすごくかかります。数万円から10数万(月額)です。某個別指導塾は、夏期講習代が20~30万ともきいてます。

うちは予備校にも通ってましたが、基本料金も高いし、何かしらのオプションをつけるよう指導されてきていて、そのたびに万札がひらひらと飛んでいってました。

子育てで振り返って一番お金がかかったのは「塾代」です。

3人の子どもを育てて、塾にかけた金額は・・・え、数百万、もう一桁上か??オプション合わせると相当な金額だな。

 

 

受験期の塾通いは百歩譲ってヨシにしますが、受験期でもないのにほとんどの子が「学校に通い、塾にも通う」・・これ、おかしいな。

 

 

数行前に書きましたが

「学校だけでは勉強がおいつかない」

ここが一番の問題です。

 

私の世代が学生の頃くらいから塾に通う人が増えている印象で、

その前の世代は、「塾に通わずに自力で難関に入る」が地元ではステイタスでした。

すごくカッコよかった

自己流の学習方法、高校の先生に質問しまくってた

 

当時、公立中高は受験に対してほとんど配慮がなかったので、部活は毎日。3年生まで部活。そんなことが当たり前でした。

大変だったけど、それが当たり前だった

 

「学校だけでは勉強がおいつかない」

「学校で勉強できない」

 

子どもが一番長く過ごす場所で

学校で勉強が定着させることができないのはすごく問題。

でも学校だけの問題とも思えない。社会の風潮も「塾」に傾いているから。

教育とお金の問題。これを解決しなければ、子育てお金問題は解決しないんじゃないかなあ。・・・と私は思います。

 

今日は子育てお金問題(教育)について書いてみました