ブログを始めたきっかけ

 

私は、小さな産婦人科クリニックで働く看護師、助産師でした

 

 

働いているクリニックは

少し珍しいのか

 

看護師や助産師職が

患者さんとすごく「コミュニケーション」をとる職場

 

 

私はそこで10年以上働きました

 

数年前

2人目の妊娠中の方と接したとき

「あれ?」と思うことがありました

 

 

妊婦さんには珍しく

 

「元気がない」

「妊娠したことを喜ぶ様子がほとんどみられない」

「家族(夫)の話題を極端に避ける」

「子育ても楽しんでいる様子がない」

 

 

妊婦さんにも色んな人がいて

一概に「幸せオーラ」満載な人ばかりではありません

 

でも、その人は

「消えてしまいそうな」くらい

元気がない人でした

 

 

話を聞こうとすると

「わかってもらえないことが多いから・・・」

となかなか話してもらえません

 

何回かクリニックに通ってもらう中

少しずつお話を聞いたところによると

 

 

「夫が発達障害ではないか」

 

 

「この先どうしたらいいのか」

 

 

という話でした

 

その妊婦さん

経済的なレベルは「高く」

学歴もすごく「高く」

とても美しく、優しい語り口の方で

外からみたら「うらやましい」感じの方です

 

カウンセリングに行っても

「自分の考え方を変えてみたら状況はよく見えるようになる」

と言われかえって自分が悪いのか、と落ち込んだと話してくれました

 

 

その当時、カサンドラという言葉も一般的ではなく

自助会もあまりありませんでした

自助会自体の雰囲気が悪いところもあったりして

何ができるのか色々と探しました

 

結局、大したこともできないまま

お話を聞くだけになってしまった形で出産を迎えてしまいました

 

その妊婦さんから最後の検診に来た時

自分の立場を理解してくれて

ツラい状況をわかってくれた人がいた

それだけで元気になれました

自分が悪いんじゃないって思えた

何かやっていけることがあるかもって思えました

 

と最初に会った時の「消えてしまいそうな」印象とは違い

1人目のお子さんとお話しながら

2番目の子の出産を楽しみにできるようになったと語り

クリニックを後にされました

 

 

その後も

パートナーが発達障害がらみの

心身の不調を訴える方が

クリニックに増えてきて

色んなカラダの症状がでて治らない時に

お話を聞きながら元気になれる方法を探したりしていました

 

病気にならないと

カサンドラはサポートしてもらえない

 

というのはおかしいなと思い

 

 

世田谷にもカサンドラの自助会が必要かも

 

STEP.1「カサンドラ ピア・トーク」

 

ピア(仲間)と話すという会を

三軒茶屋で始めました

 

その会を広めたいという思いと

最近、カサンドラさんの

発達障害の方への暴言(ハラスメント)のような記事が

 

散見するのを見ていられない思いもあり

 

 

共存するために奮闘しているカサンドラの声などを

届けていきたいと思っています

 

カサンドラの話ばかりでなく

ここ世田谷は東京でも一番の人口を誇る街

素敵な街の情報も織り交ぜながらブログを書いていきますね

 

 

 

 

 

 

 

 

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