先日、私が残業で遅くなることを事前に伝えていたにも関わらず
すっかり忘れてスポーツジムに行っていた旦那。
さすがに「ヤバい」と感じたらしく
神妙に振る舞っています。
ちょうどそんな時、
昔の映画「サスペリア」がリバイバル上映されることになりました。
しかし時間帯が夜7:55からと遅く
これは行くのは難しいかな、と思っていたのですが、
汚名返上したい旦那が
「夕飯作るから、嫁ちゃん、映画行ってきなよ!」と言ってくれました。
普段なら絶対にこんな事 言わない旦那。
こんなチャンス、滅多に有りません

私は夕飯を旦那に任せ、
仕事帰りに映画館に向かいました。
ところが息子は不安なのでしょうか。
映画の前に自宅に電話してみると
息子は少し具合が悪いと言います。
それでも息子も「映画観てきていいよ」と言うので
心配ながらも映画を観て帰る事にしました。
「サスペリア」はホラーの古典です。
40年位前の作品だから古さは感じるんだけど、
映像も音楽も美しい作品です。
内容は、目がクリクリとした清楚な少女がかなりおかしなバレエ学校に入り恐怖体験をするというもの。
カーテンの無い窓、
不気味な顔の使用人、
天井から沸き出る大量の蛆虫、
どこかから聞こえ来る気味の悪いイビキ
洗面台にこびりつく程、不自然に赤いワイン
夜のプールで静かに泳ぐ少女達。
作品を観ただけで監督が変態だと分かります。
ってか、
監督の顔、怖っ!
終わり方は「これで終わりかーい」と思うほど
呆気ない感じなのですが
そんなショボいラストも
絵の具みたいな血糊も
味が有って良いものです。
毎日仕事で忙しく、寝不足なのもあって
「映画中に眠くなっちゃったイヤだな」と思っていたのですが、
全然そんな心配は無用でした。
最後まで目が離せませんでしたよ。
映画が終わって家に電話してみると
「ダルい」とか「しんどい」とか言いつつ
案外元気にゲームしている息子。
夕飯はどうしたか聞いてみると
旦那が鶏肉や海老で雑炊を作り、
めちゃくちゃ美味しかったとのこと。
見てみると、普段私が買わないような高価な海老を大量に投入。
そりゃ、こんな良い素材を使ったら美味しかろうよ。
しかも鶏肉と海老は、使いきれない程大量購入しており、
冷蔵庫には今でも沢山の鶏肉・海老が鎮座しています。
しかし夕飯を作ってくれて
映画を観られたのは有り難い。
毎日こんなに高額の買い物をされるのは困るけど
たまの事なので気にしない事とします。