春なので、自治会や子ども会の予算決めなどを行います。
子ども会の予算は例年並みの5万円を提示し
全く問題ないだろうと思っていたところ、
子ども会のお母さん方が狂いだしました。
子ども会の予算が少なすぎるー!
だいたい子ども会では、もっとイベントをやりたいのに自治会が子ども会に十分な予算を取ってくれないから活動出来ないじゃない!
子ども会をないがしろにしてるのかー!
子ども達の楽しみはどうなるんだー!
予算は10万出せー!
えーーーっ



そんな事言ったって、最近は子どもの為のイベントを企画しても
「仕事がー」「習い事がー」とみなさん参加されていないのが現実です。
つい先日も、公園でお祭りをしましたが、
集まってきたのはお年寄りがほとんど。
子ども達の参加者は、本当に少なかったんです。
それなのに子ども会に予算を出せと?
私は、集団ヒステリーというものを
初めて目の当たりにしたのかもしれません。
元々ヒステリックで被害妄想の強い二人のお母様方を中心に、
普段は穏やかで優しいママさんまでもが
目を釣り上げながら勝手な言い分を一方的に喋りまくります。
そこで自治会長が冷静に
「だったら、何をやりたいかと、それに掛かる費用を書類にして出して下さいよ。
やりたいやりたい、だけじゃ納得出来ませんからね。」
自治会長は、昔から地域の子ども達を大事にしてきた方です。
子ども達の為に、イベントを色々考えて下さってるのです。
うちの息子も昔、芋掘りに連れていって貰いました。
ですが、最近は参加者が極端に少ないから、イベントを催す意味がなくなってしまいフェードアウトしてしまったんです。
それなのにナゼ予算を狙う?
イベントなんてやらないのに予算を増やす理由ってナニ?
子ども達に配るお菓子を豪華にするとか、
子ども達に配る図書カードの額を大きくするとか?
意味が分かりません。
あまりにも一方的な言い分に
思わず私も意見を出しました。
「イベントを催すと、お金だけじゃなく労力もかかりますよ。
例えば以前は盆踊り大会は2日間だったでしょ。
それを
『2日もやるのは運営が大変!
地域の盆踊り大会は1日でいい』って言ったお母様方も大勢居て、それで1日になったんですよ。
お勤めしてるお母さんや、土日に習い事してるお子さんの多い中で、本当に新たなイベントが必要ですか?」
子ども会は、『お祭りは1日でいい』とした過去の出来事はスルーして、
「予算が有れば、やりたい事は有るんです。
今は予算が少ないから、イベントが出来ないだけなんです。」と反論。
更に、
「高齢化でお年寄りが多いなら、お年寄りが子ども達に何かしてくれたらいいのに。」とまで言い出しました。
は?
金だけじゃなく
労力も要求?!
こりゃ完全にモンスターペアレントです。
地域のお年寄りは既に、
通学の見守りや、地域のお掃除などして下さってます。
その上、母親に代わって子ども達に何か面白いイベントを体験させろだと?
自治会長も呆れながら言いました。
「イベントをして、子ども達をどこかに連れて行くとなると、怪我や事故の時に、誰が責任を負うのかという問題も出てくる。
そういう事も考えなきゃいけないわけです。」
モンスターペアレントは、
何か有ったら必要以上に責任を追及してくる事が予想されます。
モンスターの子どもを預かるなんて、
とんでもない話です。
「兎に角、子ども会で、何をやりたいか、いくらかかるかを書類にして下さい」と、その場はお開きになりました。
話し合いが終わった後も、お母さん方はモンスターを中心に道端で輪になって(通行の邪魔)、
何やらペチャクチャ話し合っていました。
彼女らが何と戦っているのかは全く分かりませんが、何かと戦っているつもりのようです。
子ども会のお母さん方って、
誰かを敵にして闘ってないと生きていけないのでしょうか。
本当に集団ヒステリーに陥ってしまったのでしょうか。
予算は例年並みなのに、
何がどうしたというのでしょうか。