昨日、息子は何やらプリプリ怒っていました。
どうしたのか聞いてみると、こんな話をして来ました。

昨日は3、4時間目は調理実習だった。
息子の班はテキパキ終わり、
他の子達よりも早く調理室から教室に帰った。
そこで息子と息子の班のメンバー達は
善意で率先して給食の準備を行った。
机を給食時の形に並べ、
牛乳などを各机に配っていき……

そうしている時に、
他の班の男子が数人やって来た。
いずれもスポーツをバリバリやってる系の元気者達。

息子はその男子達にも、手伝うよう声を掛けた。

ところが「なんでそんな事、やらなきゃならないんだよ!」と反発され言い合いになってしまった、とのこと。

息子のやっている事は善意
とても良い事をしていたんだと分かります。
息子としては、同じように他の班の子にも「やって欲しい」と思った気持ちも分かります。

でも~、
残念ながら善意は強要してはいけないのです。

そりゃ「俺も手伝うよ」って、言ってくれたら嬉しいけどね。

善意は強要するものではない、と
息子が理解出来るようになるのは
もう少し先になるかもな。


それより私はとても嬉しいのです。
息子が善意の行動が出来るようになったことが。

そもそも息子は、そういう行動が苦手で
給食当番をするようになったのも
なんと5年生からチーン

それまでは
「そんなもの(給食当番)、
 やりたくないよ!
 出来ないよ!」と、
支援級の教室で食べていたんだから。

息子は、その給食準備の話をしながら
「俺、自分が変わったなって分かるんだ。
 なんかスゴくヤル気っていうか、
 前と違う気持ちなんだ。」と言っていました。

同じことを今朝も言っていました。

あんなに、
何事をも、
「イヤだ!」
「やりたくねーよ!」
「なんでやらなくちゃいけねーんだよ!」と
悪魔のような表情で睨み付け、
常に反抗的だった息子が…………

そしてその変化に一番胸をドキドキさせているのが本人っておねがい

息子って、ホント不思議なヤツです。