「痩せたい!」と旦那が通い始めた市民ジム。
さすがの公共施設で、1回わずか200円程度で利用できるんだとか。

でもどうせ続かないんじゃ、と思いきや
すっかりジム通いが気に入った旦那は
毎日通い続けています。

でも、やっぱりおかしいんです。

私が自治会や、単発バイトや、家事で
忙しくしている時でも、
家族が病気の時にも、
気にすることなく、ジムジムジム!
何が有ってもジム通いは絶対なんです。

それも、
暇してるんだから昼間に行けばいいものを、
わざわざ夕方5時過ぎに行くんです。
多分、周りから「働いてない人なのかな?」と思われたくないのでしょう。
夕方に行って「会社帰りですよ」というフリをしたいのでしょうね。

我が家は、夕食は7時からです。
7時に帰宅しなければ、先に頂いています。

ところが旦那は7:30頃に帰宅した場合に
私と息子が夕食を食べていると
「なんだよー、先、食べてんのかー。せっかく帰ってきたのに。」

私はこの「せっかく帰ってきたのに」の意味が全然分かりません。

「せっかく帰ってきたのに」というのは
普段仕事で忙しくしているお父さんが、
「たまには家族と食事しよう!」と
久し振りに早く帰宅した時なんかに使う言葉なんじゃ?

お前は常に在宅で、
趣味で、わざわざ夕方から夜の時間帯を選んで出掛けとるのやないか?

ひょっとして
旦那はジム通いを
「自分の仕事のようなもの」と思い始めているのかも、と最近不気味に感じています。

「そんなバカな」と思うかもしれません。

しかし旦那は、
趣味でDVDを観る事や
本を読むこと、
音楽を聴くことも
「俺の仕事だ」と主張して憚りません。

そして誰からも依頼されず、
趣味で書いてる小説や、見に行った映画・演劇評も
「俺の仕事!」と言います。

旦那いわく
「映画や音楽の知識を広げることで、
 仕事に繋がる」とのことですが、
いつまでも趣味は趣味のままで
仕事に繋がってるな、と感じた事はありません。

旦那は、みうらじゅんのように
趣味を追究して独特の世界を持ち
それが仕事に繋がっている人に憧れているのです。

残念ながら、旦那の世界は独りよがりなので
人から認められることは
ありません。

旦那は、最近ジム通いが新たな趣味になり
「通うべき場所。俺の仕事のようなもの。」と思い始めているのかもしれません。

だから帰宅して家族が先に食べていると
「なんだよ、せっかく帰ってきたのに」と言う言葉が出るのではないでしょうか。

旦那にとって「仕事」は
お金になるかどうかは問題でないんです。
自分が楽しいと感じ、
一生懸命取り組めば、
それはもう旦那にとって「仕事」なんです。

しかし旦那、ジム通いは熱心だけど
相変わらずお菓子とジュースはやめません。
だから体型は相変わらずです。

当初の「痩せたいからジムへ」という目的は形を変え、
今は「ジムに通うこと」自体が目的となっています。

何事も中途半端な旦那です。