毎年、1月3日辺りに
旦那の実家を訪問しており、
その事は何の問題もありません。
義母はとても優しい穏やかな人で、
コキ使われたりすることもありません。
毎年、義母と共に食事に出掛けてから、
義実家でお茶してお喋りする流れです。
ところが旦那が言いました。
「今年は持ち寄りにして、
義実家で食事しよう」。
別にいいけど、どうしたんだろう?と思っていると旦那が、
「1月2日に実家に来る親戚は、年寄りの家なのに家事一切何もしないらしい。
義母、かわいそう。
疲れるといけないから、1月3日は持ち寄りで。
義実家も、ちょっとしたお節を購入して迎えてくれるらしいから、何か持って行く形でいいかな?」。
旦那はこういう時、
第三者を悪者にして、自分の意見を通そうとします。
持ち寄り案が、
旦那の提案なのか、
義実家の希望なのかは分かりません。
ひょっとしたら旦那は、外食代を負担するのがイヤだから、持ち寄りという提案をしているのかも、とも思ったのですが
そんな事を言い出したら喧嘩になるので
「いいよ~」と快諾しました。
そうと決まったら、何を作るか計画を立てねばなりません。
私は
煮豚、
ポテトサラダ、
鮭のマリネなどを考えました。
ところが、今度は旦那がこう言いました。
「餅をついて持っていこう」。
へ?

89歳に餅?
すかさず息子が
「ダメだよ!危ないから!」と止めます。
しかし旦那は
「義父は餅が好きで毎日食べてるらしいよ。
大丈夫だよ。
ね?餅!
ね?つきたてを持って行こうよ。
義父は毎日餅を食べてるらしいから!
ね?つきたてを持って行こうよ!」
この必死な感じ・・・
ああ、もう分かりました。
旦那は既に
「正月には、うちで付いた餅を持って行くよ」と約束しちゃったのです。
しかも
「つきたてを持って行くよ」と。
餅を用意するのも私、
食事を作るのも私なのに。
さあ、これは大変な事になりました。
午前中に出掛けるのに、
その前に、餅をついて丸めなければなりません。
仕方ない。
夜のうちにお料理を作っておき
朝イチで餅をつくか。
すると今度は旦那が、
私の予定メニューにダメ出しを始めました。
「年寄りだから脂っこいのはダメだと思うよ。煮豚とか脂っこい・・・」。
えっ?
前にお義父さん、肉っぽいものが好きだって言ってたから煮豚をチョイスしたんだけど。
「え~、どうしよう
」と私が困っていると

急に旦那がイラッとした様子で
「豆でいいじゃないか!
」

「え?豆?豆って、どんな?」
私がキョトンとしていると
「パックに入ってる豆でも持って行けば?
」

え?フジッコのおまめさん?
そんなアホな。
ってか、旦那が急に不機嫌になっちゃったけど、
どこに怒られる要素あったかな?
多分、旦那は
嫁がテキパキと年寄り向きのメニューを考案するのを期待していて
それが当然だと思っていたんじゃないかな。
それなのに、私が「どうしよう」と言ったのでイラッと来たんじゃないかと推測しています。
そんな訳で、新年から、
大変な事になりそうです。
来年も私はカサンドラ。
今、メニューを再度考えていて
餅
ポテトサラダ
焼きナスの煮浸し
鶏団子とカブの煮物
にしようかな、などと思っているところです。