息子は、中学校進学を機に
支援級から交流級(普通級)に変わる予定にしています。

そこで昨日、市の教育委員会の方と面談したので、
その時の様子を報告します。

教育委員会への面談は、私一人で行きました。

教育委員会の先生はお二方。
一人は30代位で明るい雰囲気の男性、
もうお一人はかなりの重鎮に見える方で70代位に見えました。
背は低いけれど威厳を感じます。

最初は
「息子さんの、これまでの様子を聞かせて下さい」とのことで
生まれてから、現在までの経緯を説明。
通院歴や、療育経験なども伝えました。

次に息子の通知表などの資料をお見せして、学力を説明。

説明中、先生方は殆ど口を挟まず、
お話をじっくりと聞いて下さいました。

こちらからの話が一通り終わると、
先生方から質問です。

交流級への移籍は本人はどう思ってますか?
移籍にあたっての心配事は何ですか?

そこで、
移籍は本人の希望であること、
算数はよく出来るけど、
国語は苦手で、特に作文は壊滅的であること、
趣味の範囲が狭く、孤立し勝ちであることなどを話しました。

そこで重鎮が重々しく口を開きました。

「支援級から交流級へ移った場合、交流級に馴染めなくて不登校になる事も有りますが、
その覚悟は有りますか?」

厳しいストレートな進言に、心の中では怯んだものの
「一度は何かを諦めた子です。
 今後、何が有っても受け止める覚悟は出来ています」と答えました。

更に続けて私から
「ですが出来るだけ不登校などにならないよう、進学先の中学の先生方に息子の理解をお願いしたいんです。
 出来ない事に対して、頭ごなしに『なんで出来ないんだ!』とならないようお伝え頂けると有り難いんですが」と伝えると
若い方の先生が
「それはもう、もちろんです」とお答え頂きました。

重鎮からは
「不登校になったとしても落胆なさらず。フリースクールとか、行く所はありますから」と励ましの言葉(?)が有りました。

また「中学卒業後はどうお考えでしょうか?」との質問。
「息子は夢を持っていて、公立の○○高校(偏差値の高い高校)で英語を習いたい、そして将来は大手のゲームメーカーで働きたいと考えていますが、
 私は公立高校に拘らず、パソコンの力を伸ばせるような学校に行ければいいかなと考えています。その方が、同じような趣味の子の中で孤立せずに済むかもしれないし、将来に繋がる可能性があるので」と答えました。

ちょっと喋り過ぎたけど、
息子がパソコンに強く完全に使いこなしていて、大人顔負けである事を伝えると
お二人から「すごいな…」と声が出ました。

この後の手続きとしては、
教育委員会から、息子の支援級の先生に連絡を入れて必要書類の請求、
私は息子を小児発達の病院に連れて行き、診断書の請求。

全ての書類が揃ったところで、教育委員会で審議し、交流級移籍が決定されると
こういう流れになるそうです。

なので、今後
支援級から交流級への移籍をお考えの方は、
通知表や、子どもの来歴を簡単に示したものを持っていくと、
話が伝わりやすいと思います。

また、教育委員会の方から
厳しい言葉が有ったとしても、
怯まず毅然と回答する事をオススメします。

さて、今日は息子の進学予定の中学校に見学に行く予定です。

久し振りの良いお天気、
息子の中学校生活も明るいものになりますように。