ある日旦那が
「嫁ちゃんの為に新しい眼鏡を買ってあげる」と言い出しました。

私は眼鏡を全く新調していないので、
古い眼鏡を使い続けているから
新しく買って貰えるならこんな嬉しい事はありません。

でも一体どういう風の吹き回しかと聞いてみると、
仕事の付き合いで眼鏡屋さんとの繋がりが出来、自分もそこで眼鏡を買ったんだけど、
是非、嫁にもそこの眼鏡を掛けさせたいんだとか。

理由はどうあれ、有り難い事には違いない。
新しい眼鏡が楽しみになりました。

ところがその後、全くその眼鏡屋に連れてってくれる気配はありません。

多分、眼鏡の件は
旦那の中では『買ってあげる~』と私に伝えた事で、もう買った気分になってるのかもしれません。

実際に買わなくても、
買ってあげる気持ちが有る事を私に伝えただけで、旦那の中では満足し、
それで話は終わってるのです。


実は、旦那の生みの母親(通称:魔女)の事でも過去に似たような出来事が有りました。

ある日、魔女から電話が有り、こう言われました。
『旦那君の名前で貯金してたんだけど、
 使いたいから使っちゃうわね。
 でも、旦那君の名前で貯金してた事は覚えておいて!』

別に魔女のお金なんて欲しくないけど、
魔女の中では、
うちに恩を着せたつもりで居る所がナゾ。

旦那も魔女も、将来
「眼鏡を買ってあげた!」
「貯金をしておいてあげた!」と言い出すかもしれません。