前ブログのメモ帳には
通常では考えられないような出来事が沢山書いてありました。

野球のバットで殴りかかってきたり、
公共の場で「死ね」「バカ」と本気で殴られたり蹴られたり。
悪魔のごとく暴れ狂う息子です。
その時の表情は幼児とは思えません。
「エクソシスト」のように悪魔に取り憑かれているのではないかと感じる程、
恐ろしい表情をしています。

さっきまでご機嫌でニコニコしていたと思ったら
急にガッと変わるんです。

保育園の先生からは
「家で虐待してるんじゃないですか?
この子、二重人格ですよ!」と言われました。

私も「この子は狂ってるんだ」と何度も思いました。


そんな息子を見捨てずに居て下さったのが
療育センターの先生でした。
療育には、就学前週1回通いました。

療育や発達の先生から
予定の見通しが分かるようスケジュールを書いて説明する事や
パニックになったら場所を変えて、気分転換してやる事、
人とラブルになったら、状況や相手とのやり取りを一旦紙に書いて、状況が息子にも目で見て分かるようにしてやる
などの基本的テクニックを教わりました。

と、同時に勉強になったのは
療育の先生の、息子がどんなに悪魔になっても動じず変わらぬ明るい口調で対応する様子です。

全く同じようには出来ないけれど、出来るだけ感情的にならないよう努力しました。


息子は1日に何度も怒りのスイッチが入って悪魔になるのですが、
それ以外の時には、明るくて利口な子です。

そんな落ち着いた状態の時には息子は
「本当は人を叩いたりしたくないのに止まらないんだ。俺のバカ!」と自分を叩くのです。

そんな息子を見るのも、またツラい事です。

息子には
「良くなりたい、という気持ちを忘れないで。一生懸命そうなりたいと思えば、きっと直るよ」と言い続けました。
私も「直ってくれ」という祈りのような気持ちでした。

過去の関連ブログ下矢印
息子が発達障害
小学生になった息子

そんなニッチもサッチもいかないとき
ある発達心理の先生からお手紙を貰いました。
その手紙の中には
「小学3年生位まではトラブルがあって当たり前だと思って…」という一文が有りました。

勿論これは「だから放っておきなさい」という事ではなく、
熱心に療育を続けて、効果が出てくるのが小3~4頃だと言うのです。

私は仕事のキャリアも、理解の無い周囲も全て切り捨てて
息子に向き合いました。
息子の療育だけに全てを注ぎました。
どんなにやってもダメなら死ぬしかないのだから、何もかも捨てて息子の指導に取り組みました。

息子の「良くなりたい」という気持ちが
一縷の光になっていました。

そして、
それは突然直りました。
下矢印
息子の著しい成長

ある日、突然息子は「俺、もう暴力ふるわない」と宣言したのです。

そしてそれきり、暴力が終わりました。
周りの子からチョッカイを出されても、やり返しません。
小学3年生になる直前の春休みの出来事です。
あんなに暴力の毎日だったのに、ピタッと止まりました。本当に不思議です。

今でも、相変わらず人前で何かを披露する事は出来ず、
目立つ事から過度に逃げ回る息子ですが
暴力はゼロです。


しかし、いつかまた
あの悪魔がやってくるかもしれないという恐怖感も有ります。

息子は今、私と同じ身長です。
身体の大きくなった息子が悪魔になってしまったら
今度こそ私達は終わりになるかもしれません。





【現品101名様】肌にハリ・弾力が目覚める高機能美容クリーム♪モニター大募集!
下矢印
EXクリーム スペシャルサイト

【現品101名様】肌にハリ・弾力が目覚める高機能美容クリーム♪モニター大募集!