息子と一緒に死のうと思った頃

息子の精神面が大きく変わってから、息子から楽しい学校での出来事を聞く事が多くなりました。
息子自身、自分の変身とも言える程の変化が、楽しい様子です。

思えば、昔の息子の悪行は常軌を逸しており
周りの人に怖い思いをさせてしまったり
イヤな気持ちにさせてしまったりの連続でした。
謝罪は都度行っていましたが、謝罪を受け入れてくれない方も中にはいらっしゃいました。

あまりにも息子の暴力が止まらないので
「息子はどんな大人になってしまうのだろう。もしも将来、殺人事件なんて起こしてしまったら…！
とにかく今は、精一杯息子の療育を頑張っていかなければ。
でも、療育しても何しても暴力が止まらないなら息子と一緒に死んだ方が良いのではないか」とまで思い詰めていました。

息子の小さな頃を思い出す時、
暴力に起因するツラい出来事はどうしても切り離せません。

滑り台の上から、下を歩く小さな子目掛けて割と大きな石を落とそうとしていた事、
それを注意してもやめないので、滑り台から引き摺り下ろして抱えて帰ったこと。

1年生の給食の時間、たまたま隣の子の手が、息子の牛乳のストローに当たり、ストローの向きがクイッと変わっただけで怒り狂い、その子を蹴り飛ばした事。

支援級の子が奇声を発していると
「うるさい」と、その子に画ビョウを刺そうとした事。

とにかく気に入らない事があると
暴れて暴力を振るっていたこと。
それも毎日！

注意しても注意しても注意しても直らず
毎日のように誰かと大きなトラブルを起こしていたこと。

コンサータを飲んで落ち着いて頑張ってみようとしたけど、薬を飲んで自分が変わってしまうのが怖いと言って、なかなか飲まなかった事。

これらの話を息子にしてみると
息子自身が
「え

？俺、そんなに酷かったの？」。

てめー、忘れたのかよ

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