旦那は紅茶の趣味だけでなく
高級陶器の趣味も有ります。
日本の陶器も素敵ですが、
旦那はヨーロッパの陶器が特にお気に入りです。
ウェッジウッドとかマイセンとかジノリとかミントンなど。
夫婦2馬力で働いていた頃、旦那はそういう高級陶器を欲しがるため
私も出資して購入した事が有ります。
中でも旦那が拘ったのが
ヘレンドというハンガリーの高級ブランドで
旦那はヘレンドの干支絵皿を毎年購入しました。
ところが、あと少しでコンプリートするという時に
旦那は無職になってしまいました。
無職になったのに拘り人間は、ヘレンドの絵皿を購入する事に拘り
「ねえ、あと少しで全部揃うんだよ」と私に訴えます。
旦那は、私が買う事を期待しているのです。
ジョーダンじゃない!
1枚1万円もする高級絵皿。
なんで旦那のコレクター欲を満たす為だけに奢ってやらにゃならんのじゃ。
私は、旦那のおねだりを無視しました。
結果、10年前からコツコツ買い揃えたヘレンドの絵皿、
今はタンスの奥で眠っています。
使う為に買うのではなく、揃える為に購入した絵皿です。
せめてケーキを食べる時や、記念日に使う事が出来ればいいんじゃない?と私は思います。
それで長年使用した結果、割れたり欠けたりしても仕方ないと私は思うんだけど。
しかし万が一、私が割ったりしたら
旦那はどんなに怒り狂う事か!
それを思うと恐ろしくて、旦那の目の黒いうちは
ヘレンドのお皿は使えません。
まるで番町皿屋敷や!!