私は以前、仕事で自転車屋さんと繋がりがあり

プライベートでもお店を訪問し息子の自転車を購入しました。

保育園の年長さんの頃です。

取引先に気を良くしてもらおうと、購入したのはちょっとお値段の高い自転車でした。

ツヤツヤとした鮮やかなブルーに、カッコいいデザインキラキラ

私はすっかり気に入りました。

 

私は自転車の乗り方を教える気マンマンで、息子を公園に連れて行きました。

 

ところが、どんなに練習しても息子は乗れるようになりません。

何度も、何日も練習しました。

それでも乗れるようになりません。

 

近所には、意地悪なママさんが居て

「どうにもならないわね〜。練習しても無駄無駄」と笑われた事もありました。

 

息子がイジけて泣いていると

まだ自転車に乗れないお友達が「ボクも練習させて」「私もやらせて」と来るので

よその子の自転車練習させて、

何人もが息子の自転車で、乗れるようになっていきます。

 

息子は何日練習しても乗れないのに、お友達は次々乗れるようになるんです。

 

とうとう息子は自転車の練習をやめてしまい

自転車を自宅の庭先に放置。

 

そのまま1年経ちました。

 

小学1年生になった息子は、気持ちがリフレッシュされたのか

「もう1回、自転車に乗ってみようかな」と言い出しました。

 

そこで1年ぶりに自転車のロックを解除し、

公園で乗ってみると、

なんと2〜3回フラフラバタンとした後に、スイスイ乗れるようになったんです。

「え?急に?」ってビックリです。

 

それ以来、私と息子は自転車であちこちに出掛けました。

大事に大事に使いました。

そのうち息子の身長が伸びて、二台目の自転車の購入を考え始めた頃、

近所のヤンチャ君(当時小1)が

「俺の自転車盗まれたー」と公園で憤慨している所にたまたま遭遇しました。

よくよく聞いてみると、自宅前に置いていた自転車が朝になったら無くなっていたんだとか。

 

ヤンチャ君は超アクティブな子で

自分で「じてんしゃなくなりました。しりませんか?」とイラスト入りのポスターを作成し、親の携帯番号を勝手に書いて、あちこちに貼っていたのです。

個人情報ダダ漏れしとるがな!ポーン

 

そんなオモロイ状況に遭遇したのも何かの縁かと思い

息子と相談して、自転車をヤンチャ君に譲る事にしました。

 

ヤンチャ君に自宅に案内してもらい、親御さんとお話をし

カッコイイ自転車をヤンチャ君に引き渡すと

ヤンチャ君は超大喜びでスグに自転車に跨がり、ブワーーッと走り出しました。

 

おいおい、交通事故だけは気を付けて!

 

あれから1年。

ヤンチャ君は、息子以上に自転車を可愛がってくれており

今でも毎日のように乗り回してくれています。

だから近所の駅前の自転車置き場で、イオン前で、デニーズ前で

あの思い出の自転車を見掛ける事もしばしばです。

 

自転車を見掛けるたびに息子の頑張りが感慨深く思い出され、胸がいっぱいになるのです。

 

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