息子は小学校入学当時より、ずっと支援級に所属しています。

 

アスペルガー症候群とADHDで、知的な遅れはないけれど

初めての出来事に不安を感じて拒否反応を示してパニックになり、

ちょっとした事で怒りのスイッチが入り、お友達に手足が出てしまっていた息子は

1年生の時は全く交流級(普通級)に行かず、支援級のみで過ごしました。

 

交流級に行かなければ、通知表の成績がつきません。

通常、成績表は項目ごとに△か○か◎で表されるのですが

交流級に行っていない子は、それら項目にシャーっと斜線を引かれ

「書き取りを丁寧に取り組みました」とか「皆と仲良く過ごせました」みたいに

支援級の先生が言葉で表してくれるのです。

それは本当に丁寧に書かれて有り難いのですが

やはり斜線の引かれた通知表を見ると、なんとも切ない気持ちになります。

 

ところが息子は5年生になってから

沢山の授業を交流級で受けられるようになりました。

苦手な社会科の新聞作りも最後までこなし、

テストも交流級の皆と一緒に受けています。

 

そして今日、息子は通知表を持って帰ってきました。

受け取った通知表をドキドキしながら開いてみると…

 

しっかり成績がついているではありませんか!

 

 

斜線が引かれているのは、国語と音楽のみ。

他は、全部成績がズラリと並んでいます。

何度も何度も見返しました。

交流級の親御さんにとっては当たり前の事だけど

私にとっては特別な物凄い事なんです。

 

結果も至って普通

ほとんど全ての項目が○ですが

理科には2つも◎が付いています。

実は△も2カ所有るのですが、1つは苦手な図工で、もう1つは算数の図形です。

これらは、本当に息子の苦手分野だから仕方有りません。

 

音楽だけは聴覚過敏の息子には辛いようで、今後も出たくないとのことですが

「2学期からは国語も頑張ろうかな」と言っています。

全く交流級に行けなかった息子が大躍進です。

 

ひょっとして、これは物凄い事なんじゃないでしょうか。
本当に頑張ったよね、息子。

うれしくて母は胸がいっぱいです。