息子は習い事も塾も行っていません。

 

就学前は体操教室に通わせてみた事は有ります。

酷い暴力息子だったので、近所の教室には通わず、敢えて市を跨いでエッチラオッチラ電動じゃない自転車に息子を乗せて通いました。

旅の恥じはかき捨てって、ちょっと意味は違うけど

要は地元で暴力息子が噂になるのを避けたかったので、敢えて遠い場所を選んだのです。

ところが、やっぱり暴れるよね。

噂になるとか、そういう事以前に同じ習い事をしている子ども達の迷惑になるので

半年程で辞めました。

 

息子は科学好きでした。

そこで「実験教室とか行ってみない?」と聞いてみました。

ところが「制服(白衣)を着るのがイヤ」と息子が拒否。

 

英語教室に行ってみない?」と体験教室に行ってみたけど、一緒に行った友達と大喧嘩して入会せず。

 

こうして何も習い事に行かず、ただ療育のみを行ってきたのです。

 

ところが、息子は小3頃から

「みんな何かの習い事をしてる。特技が有るってカッコいい。俺には何の特技もない」と言い始めました。

やっと気付いたか。

 

「母ちゃん、俺の特技ってなんだろう」

「武器の名前をよく知ってる事かな」

「そんなの、特技とは言えないよ」

「元素!元素博士じゃん」

「もう、けっこう忘れちゃったよ」

 

息子は小1の頃、何故か元素にハマり、一時は全て覚えていたのです。

今は毎日ゲームばかりで少し忘れてしまったようです。

私は、もしも息子が普通に穏やかな子だったら、科学教室に通わせたかったと今でも思っています。

しかし息子は、ホント暴れる。

どれくらい暴れるかというと、周囲の子を叩く・蹴る、備品を壊す、紙類は破ってしまう等、ヤバいレベルだったんです。

だから強引に科学教室に行かせていたら、確実に備品の多くを破壊し、下手したらお友達に怪我をさせていたでしょう。

 

しかし、ここに来て息子は習い事をしていない自分を振り返り始めました。

支援級のお友達にも聞いてみたそうで、支援級の子も、殆どが何かの習い事をしていると知り、軽くショックを受けていました。

 

そこでです。

「俺は運動系は苦手。

あと人と協力して行う事も苦手。

でもマンツーマンの塾なら大丈夫」という思考回路です。

金、かかるわアホー。

 

でもよく考えてみると、今まで何の習い事もしていないのだから

多少高くても、いいかもしれないよね。

私は、子供の頃バレエをやっていて、発表会の費用がメッチャ高かったけど

塾だと、そういう発表会みたいなのも無いしね。

 

息子は「ヤル気スイッチ」で学力テストを受け、体験授業も受けてみて

「俺、頑張るから」と、もうすっかりヤル気です。

 

実は息子が密かに憧れているのは「今でしょ」の林先生です。

運動苦手で、若い頃は太っていたけど

勉強だけは抜群に出来て、人に教えるのが上手くて

クラスメイトに勉強を教えていたという所が「カッコいい」とのこと。


息子が林先生になれるかどうかは分かりませんが

あまり無理させず、週1、1回60分から取り組ませようと思います。

 

しかし、これですぐ「やっぱやめる」とか言い出したら

しばく!