これまでもブログに書いて来た通り
旦那は車の運転が上手ではありません。
旦那の運転する車に乗っていて“ヒヤリ”とする事は、しょっちゅうです。
心臓がキュッと絞まる位、驚きます。
例えば見通しの良い進行方向に信号が有る場合、
普通は黄色になったら、ゆっくりとブレーキを踏みますが
旦那はそのまま行こうとします。
明らかに「もう赤になるぞ」という状態なのに行こうとします。(ヒヤリ)
そして赤になっちゃったら、慌ててブレーキを踏みます。(心臓キュッ)
結果、停止線を大きく超えて
横断歩道まで突き刺さって、歩行者から冷ややかな目で見られながら信号が青になるのを待たねばなりません。
危ないし、恥ずかしいです。
注意をすると旦那は「しょうがないだろう」と言うのですが
何がしょうがないのか、サッパリ分かりません。
横断歩道なら、まだマシです。
一度、踏切に突き刺さって前にも後ろにも進めなくなってしまった事があります。
その道路は常に混んでおり、少しずつしか進まないのは今に始まった事では有りません。
その混み合う道路の途中に、踏切が有ります。
踏切の途中で止まるのは大変危険な行為です。
旦那は踏切の向こうが混んで渡りきれる状態ではないのに、なぜか踏切に入りました。
が、混んでいるんだから渡りきれるはずがありません。
その時
カン、カン、カン、カン
踏切の警報音が鳴り響きました。
遮断機が上から降りて、旦那の車の真上で引っ掛かって止まっています。
旦那を見ると、無表情で完全に固まっています。
このままでは電車が車に突っ込んでしまう。
私は車を飛び降りました。
そして走って後続車に「すみませんが、少し後ろに下がって下さい」とお願いし
その後ろにも、その後ろにも、その後ろにもお願いしました。
皆さん協力して下さり、皆が後ろに下がって下さったので
旦那の車はギリギリ踏み切りから脱出する事が出来たのです。
あの時の後続車の皆さんの協力には、本当に感謝しても感謝しきれません。
ところで、その踏切ですが
80年前に車と電車の接触事故が起こり、11人もの即死者を出したとの事で
線路脇には今でも亡くなった人の冥福を祈る為の観音菩薩が祀られています。
本当です。
桜株十一面観音菩薩で検索するとヒットします。
旦那は、この出来事を自分の運転のせいではなく「霊のせいだ」と言って反省していません。
霊にしてみれば、とんだ迷惑です。