子無し共働きの頃、私達夫婦は地域の自治会に参加していませんでしたが

子どもが生まれると、そういう訳にはいきません。

近所の方から勧められ、初めて自治会に加入しました。

地域の掃除など大変な事も有るけれど、

子どもの為にと出来る範囲で一生懸命、活動に参加しています。

 

ただ、本音を言うと、地域のお年寄りが求めているのは実は男手です。

お祭りの準備などで、大きな物を運ぶ事が多いので

チビッ子の私では役に立てない事も有るのです。

 

しかし、旦那は微動だにしません。

 

そんな「動かざる事、山の如し」でお馴染みの旦那が、重い腰をあげて祭りの準備に出掛けた事がありました。

 

おおっ、いよいよヤル気になったか!

 

何の事はない。

私が

「餅つき大会の準備は役得だよ~。

 つきたての美味しいアツアツのお餅を、真っ先に食べられるんだよ~」と言ったのが切っ掛けです。

 

単なる食いしん坊かい!

動機はともかく、体の大きな旦那がやって来たので、お年寄り達は大喜びです。

「餅つきをやってくれよ」と、早速旦那に杵を渡しました。

 

ところが、とんだ見かけ倒し。

 

「え~?どうやるの~?」と、身長175cm、体重120Kgの旦那がクネクネ。

 

焦ると何故かオカマ化する旦那。

 

この時点でイヤーな予感しかしません。

 

案の定、旦那はヘッピリ腰で、ペチペチ(・ω・)/))。

 

お年寄りが「こうするんだよ」と

力強くペッタンペッタン突いて、見本を見せます。

 

「さあ、やってみて」

「はい」

ペチペチ (・ω・;)/))

お年寄り軍団…( ̄□ ̄;)アゼーン

 

そうなんです。旦那は極度に不器用で運動音痴なんです。

 

優しいお年寄りもいますが、中にはキツい言葉を浴びせるお年寄りも居まして

旦那はショボンとして帰って行きました。

図体がデカいけど、ガラスのハートの旦那です。

優しくしてもらえないと、すぐに帰っちゃいます。

それきり旦那が地域活動に参加していないのは、言うまでも有りません。