私が、こんなおかしな人を結婚相手に選んだのは

私の育ちが影響しての事だと思っています。

私には、もう親に対する恨みも無いので多くは書きませんが、機能不全家庭で育った為、家族に愛されている実感が無く、それ故愛されたい欲求が溢れて止まりませんでした。

 

私は学生時代、演劇にのめりこみ寂しさを紛らわしました。

演劇の中でもアンダーグラウンドな世界では、変わった人をやたらと「凄い」と称する場合があります。

舞台で血糊を使ったり本物の動物の死骸を使ったり、エロとかグロとか、

江戸川乱歩とか夢野久作とか丸尾末広とか大好きな世界です。

そういう、変わった人が凄い世界で、旦那は間違いなく「凄い人」でした。

実際、旦那はその世界ではモテていました。

 

そんなアンダーグラウンドな活動でも、本当に才能の有る人は世の中でも認められるけれど

殆どの人は「君は凄い」「お前は才能ある」と仲間内だけで持ち上げられつつ、一生世間では認められず埋もれて行く。

旦那もそんなタイプですが、昔はそれでも良かったんです。

寂しい気持ちを埋めたかったから。

 

私は自分の経験を通して、子供に愛情を注ぐ大切さを痛感しています。

愛情不足だと、自分が相手から本当に大切にされているかどうかの感覚が鈍ってしまい、幸せになるチャンスを失ってしまいます。

 

私は、旦那と結婚していなくても、結局変な人と結婚していたかもしれません。

当時は、冷静に見極める余裕は有りませんでしたから。

 

最近、当時大好きだった「少女椿」が実写映画化された事を知り

心がザワついています。

しかしさすがはアンダーグラウンド。

神奈川では上映館は無く、新宿で1館だけで観られるようです。

しかも上映時間が20時~って、子持ちには難しいなあ。

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