前回のブログで、思春期頃から始まる差別心の芽生えについて書きましたが

大人の差別は手に負えません。

 

保育園の頃、確かにうちの息子は酷い暴力が有り周りに迷惑を掛けていました。

そんな中でも保育園の先生は「言葉の発達が凄いですねー。お母さんの語りかけがいいんでしょうね」などと最初は優しく接してい頂いてたのですが

ある時、発達検査を受け「実は『発達障害』という診断がおりまして」と報告をした、その瞬間から「あー、そうなんだ。じゃあ、これから頑張らないとね」と

突然保育士さんたちの言葉遣いがタメ語になってビックリしました。

(その後、強く退園勧告を受けて、戦いましたが結果退園しました)

 

しかし、最も驚いたのはPTAの出来事です。

あれは息子が小3の時、当時私はPTAの役割はまだ行っていませんでしたが

同じ支援級のお母さんから、こんな愚痴を聞かされました。

 

「今年、PTAの役員をやってるんだけど、PTAの人達が酷いんだ。

 PTAに提出している資料に不備が有ると、確かめもせず『ああ、こういういい加減な出し方をするのは支援級の人だよ』って言うんだ」。

そのお母さんが「違うと思う」と発言しても『どうせ支援級だよ』の大合唱になり

調べた結果、支援級の子の資料じゃないと分かっても、何にも言わないとの話です。

 

そりゃ、ひでえな…と思っていた、その矢先

我が家に突然PTAから電話が有りました。

 

「今度のPTA主催の催しを『出席しない』と言っているそうですね。

 でも、この行事は学校行事の一環ですよ。

 『出席しない』という選択はありませんよ。」

私は、子供の特性上、その行事に参加するのは難しいと説明しました。

そしてその決定は私1人でしたものではなく、支援級の先生とも話し合って決めた事を伝えました。

それでも

「参加してみて、結果ダメだったって言うんなら分かるけど、最初から『参加しない』って言うのは無いわ。PTAの人達もみんな言ってますよ」。

 

こわっ、PTA内でそんな事、言ってるんだ。悪口大会…?

 

後日、学校の先生にそんな電話が有った事を伝えた所、先生も驚いた様子でした。

PTAは本来よその家庭の事にまで口出ししないし、変な噂話や個人情報を広める事も禁止なはずです。

たまたま、その年のPTAは差別心ムラムラな人達が集まってしまったのかなぁ。

 

さらにそのPTAの方からは

うちの甥っ子もアスペルガーなんですが、普通級で頑張ってますよ。

 お宅がアスペルガーで支援級に行ってるというのは

『うちの甥っ子も支援級にいくべき』とバカにしてる事になりますよ」と超論理な言いがかりも有りました。

あんたの甥っ子の事なんか、知らんがな。

 

この出来事で私のPTAに対する苦手意識は一気に高まってしまい、1度はやらないければならないPTA活動にドンヨリした気分になっていました。

そんな時、近所の人から

「推薦委員は、あまり他のお母さんと関わりを持たなくてもいいよ」という情報をゲット!

推薦委員とは、翌年のPTA役員を決める為の活動をする委員会とのことで、最も秘密情報を扱う委員だそうです。それゆえ、他の委員会さんと関わりを持たない立場にあるとのこと。

 

実際に、その委員会をやってみるとメンバーは穏やかなお母さん方が多くて

会議もゆる~い雰囲気で、不快な思いをする事は全く有りませんでした。

 

ただ、やっぱり怖いと思ったのは、その推薦活動内の情報が漏れたりしたら「誰か漏らしてないですかムカムカ」と、怖い雰囲気の一斉メールが来る事や

メンバーの1人がほんのちょっと間違った行動をとると、必要以上に問い詰めたりなどPTAらしいピリピリした一面も有った事です。

ちなみに間違った行動と言うのは、別に社会的にアウトな行動ではなく、たまたまちょっと推薦活動の行動手順を間違えちゃった感じです。

ゆるい私から見ると、テヘペロで済ませたらえーやんレベルの出来事だと感じましたが、ダメなんですかねぇ。


こうしてPTA参加ノルマは無事終わったものの、やっぱり私にとってはPTAは魑魅魍魎、世にも恐ろしい世界です。

ああ、中学校のPTAも、ゆるく乗り越えられるといいけど。