旦那と私の趣味は映画鑑賞です。

特に旦那の映画への愛は、私の比では有りません。

何しろ旦那は芸大の映像学科出身なのです。

 

2人きりの生活では、実に沢山の映画を観ました。

DVDも沢山持っています。

中には残酷な映画や、エッチなシーンの多い映画も有ります。

大人2人きりなら何の問題も有りません。

 

ところが旦那は、何故かそういう暴力シーンや残酷シーンの多い映画を息子に勧めます。

どうやら、大人向けの映画を幼児期や少年期から観るのが

旦那にとっては「進んでる。かっこいい」という事らしいのです。

 

映画だけでなくマンガもです。

旦那は「俺が子供の頃に読んでた本だ」と行って、暴力シーンやエッチシーンの多いマンガを息子に渡します。

 

私は旦那に

「ただでさえ息子は、暴力で周囲に迷惑を掛けているだから

 暴力シーンの多い映画やマンガを見せようとするのはやめて欲しい」と言いました。

最初旦那は納得しませんでした。

旦那は一刻も早く、息子に大人向けの映画を見せたいのです。

旦那には何度も何度も抗議し、ようやく旦那が折れる形となりました。

 

小学校高学年になって息子も

「今になって分かった。変な映画を薦める親は、変な親だ。

 観てはいけない映画を見せないのが、ちゃんとした親だ」と言うようになりました。

それでも息子は「TEDを観たい」と何度も言って来ます。

「もう少しだけ我慢しな。そのうち観られるから」。