世の中から野菜が消えたら困るあなたへ。 | ライター・カサンド蘭子のモヤモヤエッセイ「人生紙一重」

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野菜が消えたら・・?


ドキュメンタリー映画「みつばちと地球とわたし」

によると、

野菜が育つのに必要な受粉をしてくれる

ミツバチが減っているから

このままではいつか、野菜ができなくなるという。

 

養蜂家さんによれば、

ある日突然巣箱に1匹も戻らなかったり、

ある日突然全滅していたりする。

 

 

 

この映画の中で、私は

 

「ミツバチが

一生をかけてとるハチミツの量は

たったティースプーン1杯分」

 

ということを初めて知った。

 

そんなに貴重なものを

いとも軽々と簡単に食べたり舐めたりしていたが、

次からは感謝しながら頂こうと思う。

 

丁度同じ頃、稲刈りの取材に行った。

1本の稲穂にたった30粒程度しか米がついていない

ことを知り、衝撃だった。

 

簡単にお茶碗1杯軽々と食べてしまうけど、

一体稲穂何本分でお茶碗1杯分になるのだ?

しっかり感謝しながら頂かなればと思う。

 

 

 

映画は、

コンサル会社のトップセールスマンから養蜂家に

転職した、船橋康貴さん(通称ハニーさん)

のドキュメンタリー。

この船橋さんの行動力が凄い。

 

ハチミツの産地としても有名なフランスへ行き、

アポなしでオペラ座へ直談判

 

「プーさん」の力を借りたくて、

アポなしで

アメリカ・ディズニーへ突撃

 

養蜂家が集まるワークショップで

英語が話せないのに、

スピーチさせてくれと懇願。

機会を得た。

 

英語はうまくないがたくさん練習し、

つたない英語でも堂々とスピーチする姿には

心を打たれる。

 

もともと営業マンでアグレッシブなのだろうが、

そのくらい

ミツバチの危機が迫っている

ともいえる。

 

 

 

 

昔、外ヨガをしたことがある。

広い芝生に寝転がって、自由で楽な姿勢で

仰向けに大の字になり、目を閉じる。

 

大地の上にいる自分が、

大地の上に生えている木と

繋がっている感じがした。

 

風の音、風で揺れる木々や葉の音、

私の周りを風が通り過ぎていく

柔らかい感触、鳥のさえずり。

 

「自分は自然の一部なんだな」

と感じた。

 

だから、

地球の中心は人間ではないし

宇宙の中心は人間ではないのだけど、

なぜか頂点のように偉そうになってしまっている。

 

でも、いろいろな

自然のものと共存していくようにしないと

生態系も崩れるし

人間の内面も崩れていくのだろう。

 

 

化学薬品や農薬もそうだし

プラスチックごみもそうだし

添加物もそうだし

クスリやワクチンも、アンナチュラル

 

そんなこと言い出したら、

マンション暮らしの我が家だけど Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

コンクリートに囲まれた生活は

病気になりそうな気がしてくる・・・

 

子どもたちにとっても、

自然に囲まれた場所や、

せめて庭で生態系を自然と知れるような暮らし

の方が、きっといいのだろう。

 

 

しかしながら、現在の利便性を追求した

物質社会に生きる私たちは、

そんなすぐに自分たちの生活を変えられない。

 

こういう社会で暮らすのが当たり前だから

虫だって正直苦手だ。。  (;´д`)

 

 

 

でも、まず知るところから。

そして、

できること、やれることから

一人一人がやればいい。

 

 

植物を育ててみたり

船橋さん運営のハニーファーム(※1)での

ハチ育や体験に行ってみたり

マイボトルを持参したり

子どもたちに伝えたり

 

なるべく添加物だらけのものや

化学的な洗剤を選ばず

ナチュラルに近いものをできるだけ選ぶのも

企業支援になるだろう。

 

 

77億人(※2)がやったら

その影響力は計り知れない

と思う。

 

 

 

 

※1 

ドキュメンタリー映画「みつばちと地球とわたし」に

登場する船橋康貴さんについて

お知りになりたい方はこちら↓

一般社団法人ハニーファーム (代表 船橋康貴さん)

 

※2

2019年国連の世界人口報告書より