熱中症の症例2
3例目は窓を開けた部屋で留守番していてチワワでした。
それほど暑い日ではなかったので念のために窓を開けて出かけたそうです。
確かにそこまで暑い日ではなかったのですが、湿度が高く蒸し暑い日でした。
この子も到着時には亡くなっていました。
4例目は炎天下で散歩中に倒れたフレンチブルです。
フレンチブルやパグなどの短頭種の子は一段と暑さに弱いのです。
病院に着いた時には意識がもうろうとしているようで、
飼い主さんがわからずに噛みついてしまうほどでした。
直ちに体を冷やしたり緊急の処置をした結果、何とか回復し今も元気に暮らしています。
この子の場合はすぐに処置できたのが幸いでした。
5例目は確か中型のミックスのワンちゃんだったかな?
飼い主さんが帰ってきたらぐったりしていると電話があり、
お話の状況から熱中症が疑われたので少し遠方だったこともあり、
体を冷やしながら来てもらいました。
それが功を奏し、病院に着いた時にはだいぶ元気になっていました。
続きます。
熱中症の症例1
最近はエアコンが普及していますし、皆さん気をつけていらっしゃるので、
熱中症で危ない状態になって運び込まれることはそう多くはありません。
当院の場合だと1年か2年に1例ぐらいでしょうか。
実際にどんな状況で熱中症になったか当院での例をいくつか挙げてみます。
参考にして注意していただけるとうれしいです。
1例目はパグだったかフレンチブルだったか、とにかく短頭種の子でした。
買い物の間、夏の車内に30分ほど置いておいたそうです。
残念ながら着いた時には亡くなっていて何もしてあげられませんでした。
泣いて悔やむ飼い主さんに何も言えず、つらい時間でした。
2例目は留守の間、熱中症にならないようにとベランダに出しておかれたチワワです。
家の中にいたら暑いだろうという配慮の結果なのですが、
ベランダで風があってもワンちゃんは涼しくはありません。
何度か書いていますが、汗をかけないワンちゃん、ネコちゃんは風があるだけでは体温は下がりません。
また、コンクリートやアスファルトはそれ自体がかなり熱を持つのと、
照り返しによる熱も相当なものです。
良かれと思ってしたことが裏目に出てしまったパターンですね。
この子も残念ながら到着時には亡くなっていました。
続きます。
熱中症にご注意!
梅雨なので当たり前と言えば当たり前なのですが、
雨が降ったり晴れたりで毎日の気温の差が大きいですね。
それほど気温が高くないなと思っても、
このように急に暑くなった時は熱中症に注意が必要です。
徐々に暑くなったり、暑い日が続いているときは体もそれなりに暑さに慣れますが、
急に暑くなると体が対応できないのです。
人間と一緒ですね。
風があって涼しいと感じる日でも油断しないでください。
人間が涼しく感じても、汗をかけないワンちゃん・ネコちゃんには暑かったりしますから。