カッサフォルテ犬猫コラム -32ページ目

FIPの薬あります!4

数年前からFIPにGS441521という薬が効くという情報が出始めました。
これは新型コロナ治療研究の産物ですが、人間では実用化に至らなかったようです。
これをFIPに使ってみたところ非常によく効いて安全性も高いかったそうです。
ただ、残念ながらこの薬はかなり高額です。
1回投与したら治るというものではなく、ある程度の期間続ける必要があるのですが、
トータルで100万円を超えるとかなんとか。
どうやら非常に有効な薬ではあるようなのですが、
大切な家族のためとはいえ誰もが簡単に出せる額ではありません。
また、中国製なのですが中国国内でも未承認であること、特許権侵害の恐れがあること、
などから病院として処方するのは難しい薬でした。

FIPの薬あります!3

FIPは新型コロナのように最近出てきた病気というわけではありません。
ずいぶん昔からあった病気で、
いろいろな治療が試されてきたのですがこれ!という有効なものはありませんでした。
飼い主さんはもちろんのこと、私たち獣医師もずっと悔しい思いをしてきました。
それが最近になって非常によく効く薬が見つかりました。
人間に新型コロナウイルスが流行して、その治療薬が研究された結果です。
同じコロナウイルスだからFIPにも有効なのではないかという発想ですね。
そこで実際によく効く薬が見つかったのです。

FIPの薬あります!2

FIPは猫伝染性腹膜炎の英語表記を略したものでコロナウイルスを原因とする感染症です。
今人間で問題となっている新型コロナウイルスとは全く違う病気です。
これまでのFIPは死亡率ほぼ100%という非常に高い怖い病気でした。
私の経験でも、歳をとってから発症したネコちゃんが治った例を見たことがありますが、
若いネコちゃんの場合は死亡率は100%でした。
しかも、まだワクチンもなく予防法もありません。
発症率が低いのがせめてもの救いですが、
つい最近までは予防もできず、かかってしまうと助からない病気だったのです。