カッサフォルテ犬猫コラム -31ページ目

FIPの薬あります!7

安定して入手できないかもしれないという不安もあります。
国内で販売されているモルヌピラビルは人間優先なので動物病院では手に入れられません。
そのため海外から輸入しているのですが、
次もちゃんと手に入るのかか不安がないと言えば嘘になります。

FIPの薬あります!6

FIPに有効でGS441521ほど高額ではないモルヌピラビルですが、
もちろんいい点ばかりではありません。
使用に反対している先生もいらっしゃいますし、
論文でも「GS441521が効かなかった例に使うべき」と書かれています。
その理由の一つ目は長期的な副作用の可能性です。
人間では催奇形性や発がん性があると言われています。
ネコちゃんの場合がどうかはまだ全然わかっていませんが、
人間の新型コロナの場合よりも長期間投与することになるので危険性がないとは言えないでしょう。
どの程度の深刻さでどの程度の確率で出るものなのか、今後の研究を待つしかありません。
二つ目はまだ用量や投薬期間が確定していないという点です。
実際に、初期に使われた量よりも少なくても効果があると言われています。
現時点での推奨用量と投与期間はあるのですが、これからまた変わる可能性はあります。

FIPの薬あります!5

今回分けてもらったのはGS441521とは違うモルヌピラビルという薬です。
これは人間の新型コロナ治療薬として開発・承認されたものです。
人間では発がん性の可能性など副作用の問題が指摘されているようですし、
ネコちゃんにおいてもまだまだ投与量や長期的な副作用などわからないことも多いのですが、
FIPに対してはGS441521に近い有効性があるようです。
一番の利点はGS441521に比べるとかなり費用が安いという点です。
権利を保有する会社が人道的な観点から特許権を放棄したためにいち早くジェネリックが作られたからです。
ネコちゃんのためというわけではないでしょうが、
そのおかげで普段処方するお薬よりは少しだけ高めですが
十分現実的な費用でFIPの治療ができるようになりました。