熱中症 2 | カッサフォルテ犬猫コラム

熱中症 2

熱中症になるとどんな症状が出るのでしょう?
ワンちゃん・ネコちゃんは汗をかけないため、
口を開けて呼吸することで体温を下げようとします。
ワンちゃんの場合は口を開け、舌を出して速い呼吸をします。
ネコちゃんの場合は舌を出すところまではあまりいきませんが、
やはり口を開けて速い呼吸をします。

これで体温が下がればいいのですが、
高体温が続くと嘔吐や下痢をしたり、フラフラしてうまく立てなくなったりします。

さらにひどくなると意識を失ってしまったり、けいれんを起こしたりします。
血尿や血便が出ることもあります。

これらの症状があったら、まずは体温を下げてください。
涼しい場所へ移し、水が飲める状態なら水をあげてください。
脇の下や太腿の付け根など太い血管がある場所にタオルでくるんだ保冷剤を当てるのも効果的です。
全身を水で濡らして扇風機の風を当てるのもいいです。
ただし、氷水につけるなどはやめてください。
体の表面の温度が急に下がると皮膚の血管が収縮して熱を逃すことができなくなり、
かえって体内の温度を上げてしまうことがあります。
また体温を下げすぎないように注意が必要です。

このように体温を下げる処置をしてから動物病院に連絡してください。
そして冷やしながらできるだけ早く連れて行ってあげてください。