乳腺腫瘍 | カッサフォルテ犬猫コラム

乳腺腫瘍

避妊手術で予防できる病気の一つに乳腺腫瘍があります。
乳腺腫瘍についてはこちらをご覧ください。

早い時期に避妊手術をすることによって乳腺腫瘍の発生率を下げることができます。
ある資料では、ワンちゃんの場合、最初の発情が来る前に避妊手術をすると、将来の乳腺腫瘍の発生率が0.05%、2回目の発情前だと8%、2回目以降で26%という統計があります。
残念ながら、4回発情が来た後、年齢で2歳半以上で避妊手術をしても発生率には差がなくなります。

ネコちゃんの場合、6ヶ月齢以前に避妊することで乳腺腫瘍の発生率は9%、7~12ヶ月齢で14%という統計があります。
乳腺腫瘍自体の発生率はワンちゃんほどは高くありませんが、ネコちゃんの場合は乳腺腫瘍の8~9割が悪性と言われており、腫瘍ができてから手術をしても、その甲斐なく亡くなってしまうことも少なくはありません。

乳腺腫瘍の治療は外科的な切除が第一選択です。
抗ガン剤や放射線療法はそれほどの効果はなく、あくまでも補助にしかなりません。
特に、ネコちゃんの場合は乳腺腫瘍のほとんどが悪性であるため、両側の乳腺を取らなければならないことも珍しくありません。

ワンちゃんの場合もネコちゃんの場合も、乳腺腫瘍ができるのは高齢になってからが多いのです。
そうなると麻酔のリスクがどうしても高くなります。
健康な子の体にメスを入れるということに抵抗を感じられる飼い主さんも多いでしょうが、歳をとってから手術をするよりも、若い、健康なうちに避妊手術を受けさせて予防した方がよいのではないでしょうか?
望まない妊娠を防ぐという意味ではなく、予防の一つとして考えてあげてください。