2015年5月に発売されたSRS-X88ですが、デザインに一目惚れして欲しかったのですが、当時は価格が46,000円前後だった事もあり、購入できる価格ではありませんでした。

今(2020年)、5年が経過してふとヤフオクを見るとジャンク品で1円で出品されているではありませんか!

動作未確認がジャンクの理由でしたが、まぁ大丈夫だろうという思いで即、入札して

結局9,500円で落札する事ができました。

ACアダプタはこれまたヤフオクで1,000円ほどで入手したのできたので、トータル1万円ちょっとで入手することができました。

天面はフィルムでも貼っていたのかまったく傷がなく綺麗な状態でした。

しかし角にキズが大小たくさんついていました。(どんな使い方をしていたのだろうか・・・)

早速、動作確認してみましたがまったく問題なくすべてのスピーカーから音が出ました!(ホッ)

<レビュー>

このスピーカーは多彩な接続方法があり、それにより音質がだいぶ違うのでそれぞれで

レビューします。

●Bluetooth

手始めにスマホ(iPhone XS Max)からBluetooth接続してみた。

今までずっとBOSEのスピーカーを聴いてきたせいか音に厚みがない凡庸な音で

期待はずれでした。

正直、1万円台のBluetoothスピーカーと大差ありません。

●Wi-Fi(AirPlay、ChromeCast

 ※●はLINKランプの色

Bluetooth接続とハッキリ違がわかるほど音の明瞭感がでました。

曲の操作(スキップや早送り)はレスポンスが遅くなります。

●Wi-Fi(Spotify Connect

 ※●はLINKランプの色

聴いてビックリ!このスピーカーの良さが初めて分かります。

Spotify Connectではハイレゾはもちろん普通の楽曲でも音が良い!

有料会員でないとSpotifyConnectが使えないのがネックです。

●USB(USB A) USBメモリ

奮発して128GBのUSBメモリを購入して使ってみましたが、操作性が最悪。

操作はMusicCenter(旧SongPal)アプリをリモコンとして操作します。

<良い点>

・USBメモリから直接再生されるので音は良い

<悪い点>

・MusicCenter(旧SongPal)アプリが最悪

 スマホの物理ボタンで音量の調整ができない(アプリ画面の+-ボタンで行う)

 曲の早送り、戻しができない

 レスポンスが悪い

 曲の検索ができない

 良くフリーズする

●USB(USB B) パソコンとUSB接続

最初にソニーのホームページからSRS-X88のスピーカードライバをダウンロードして入れる必要がありますが、パソコン使いながら聴くには音も操作レスポンスも良く最適です。

●LAN

音質はWi-Fiと同等。Wi-Fi環境が不安定な時に使うとよい。

●AUDIO IN

ブルーレイプレーヤーのLINE OUT端子と接続してライブコンテンツを視聴しましたが、

このスピーカーで最高の音が出ました。

《総評》

このスピーカーはどの接続方法でも50%以上の音量を出して初めて性能が発揮できるようです。

50%以下ではその辺の1万円クラスのスピーカーと大差ありません。

無線(Wi-Fi、Bluetooth)で使うのが手軽で便利ですが、同じソース、同じWi-Fiでも接続方法により音質に差があります。こんな感じです

 

 SpotifyConnect>>AirPlay=ChromeCast>Bluetooth

 

音の傾向として原音(ソース)を忠実に再生します。

BOSEのように低音は出ませんが、高音から低音にかけて全体的に上品にバランスされた製品です。一日中音楽を流しっぱなしで使うには、耳が疲れず最適です。

 

他のレビューではあまり言及されていないが、このスピーカはチューナーが内蔵されており、スマホは単なるリモコンとして動作させることが出来ます。

メリットとしては、

・スマホから音楽データを送信しないので、バッテリーに負担がかからない。

・スマホで再生処理を行わないので、他のアプリの動作に負荷がかからない。

・スマホが電池切れでも再生し続ける事ができる。

SRS-X88に内蔵されているチューナーは以下の通り

・Spotify

・TuneIn Radio

・Music Unlimited(サービス終了)

 

現行のSRSシリーズはデザインが下品でイマイチ好きになれません。

今はヤフオク等で多く出回っているので、皆様もいかがでしょうか。