忘れない為に | つれづれ雑記・・・思ったことを記してみよう!!

忘れない為に

正直書こうか迷った。
でも、忘れない為に書くと決めた。

一昨日の朝、本当にやり切れなくて痛ましい事件があった。

まずは犠牲になってしまった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

自分は以前知的障がい者の通所施設で勤めていました。

通所施設と入所施設では、目的も違うし、障がいの重さ(この言い方が適切かわかりませんが)も違います。なので、同じとは言えませんが、それでもそこで働いていく事は、おそらくみなさんが思うよりも、かなり厳しい現実があります

利用者がパニックを起こした時、悪気の有無に関わらず他害行為を起こす時があります。大ケガをする職員もいます。当たり前ですが、それは傷害罪ではありません。自分の身を守るのもスキルだと思いますが、すべての職員ができるわけではありません。

また、メンタルケアなどが行き届いていたり、十分な給与が支払われている施設もほんの少しです。

その中でほとんどの職員は利用者の為を思い、誠実にまさに身を粉にして働いています。

容疑者を擁護する気はありません。絶対に許されてはいけない犯罪です。

ましてや、「障がい者はいなくなれば良い」なんていうのは言語道断です。

働いていて、利用者さんからたくさんの事を教えられました。 

反面、ドラマで取り上げられるような、「障がい者=純粋で悪意がない」みたいな事も違うと思います。

当たり前ですが、人であれば良い面も悪い面も優しさも残酷さも持ち合わせています。

だから、日々接している上で、人対人という部分で負の感情が生まれる事はあります。

それを支援のプロとして、感情をコントロールし、より良い支援に繋げていける様に、職員同士で研鑽を重ね、葛藤しながら乗り越えていっています。


今回の事件、彼個人の抱えている闇にだけ着目し、彼を責め続けるのは違う気がします。

「障がい者憎し」と思ってしまった彼をなぜ誰もケアできなかったのか?

精神が病んでたから仕方ない、薬をやる様な人間だから救いようがない…ではなく、そこに至ってしまった経緯をしっかりと見つめて欲しい。

同時に福祉施設の現実を知ってもらって、職員の処遇について考えて欲しい。根底は保育士の問題と一緒です。

福祉職=ボランティアではありません。そして、当たり前ですが、職員も人間です。

二度とこの様な事件が起こらない為に。