煮物・揚げ物など、
色んな料理で鶏肉は活躍します。
しかし、そんな鶏肉の種類をあげると
大量生産されるものから、希少価値の高い高級地鶏までさまざまです。
そんな様々な種類の鶏肉ですが、
日本には現在どういった種類の鶏肉が存在しているのか?
ご存知ですか?
では実際に鶏肉の種類について、詳しく調べてみます。
鶏肉の種類
現在、国内に出回っている鶏肉は
「ブロイラー」
「銘柄鶏」
「地鶏」
の3つになります。
それぞれの種類について簡単に説明していきます。
・ブロイラー
市場に出回る鶏肉のうち、およそ9割が「ブロイラー」といわれるほど高い需要を誇る種類です。
ブロイラーとは短期間(生後7~8週間)で急速に成長させる狙いで作られた品種で、食肉専用・大量飼育用の雑種鶏の総称です。
もともとはアメリカの食鶏規格の用語で、孵化後2ヵ月半(8-12週齢)以内の若鶏の呼称。
ブロイル(broil)とは、オーブンなどで丸ごと炙り焼きすることの意味で、ブロイルして売るのに適した大きさの鶏であるためこう呼ばれた
日本には第二次世界大戦後にくいだおれ創業者の山田六郎によってアメリカから導入されました。
毎年、日本では6億羽のブロイラーが出荷されているといわれています。
また、すし詰め状態で飼育されるブロイラーは肉が柔らかい反面、
味や質などの面においては賛否両論あるようです。
・銘柄鶏
両親が地鶏に比べ増体に優れた肉専用種といわれるもので、
できた素びなの羽色が褐色系で赤どりといわれるものと
ブロイラーといわれる通常の若どり(チキン)の場合とがあります。
いずれの場合も親の鶏種とともに、
通常の飼育方法(飼料内容、出荷日齢等)と異なり、
工夫を加えた内容を明らかにした【表示】を食鳥処理場の出荷段階のパッケージ等に行ったものです。
【表示】
(1)国産銘柄鶏の名称及び品名(もも肉、むね肉等の部位)
(2)原産地(飼養地)
(3)生産の方法(1.鶏種、交配様式 2.出荷日齢 3.飼料内容)
(4)内容量
(5)消費期限又は賞味期限
(6)保存方法
(7)生産者の氏名又は名称及び住所
なお、小売段階においてもこれに準じて一定の表示を行います。
・地鶏
日本農林規格 (JAS) に記載されている、在来種由来の血液百分率が50%以上の国産銘柄鶏の総称です。
在来種純系によるもの、または在来種を素びなの生産の両親か片親に使ったものです。
飼育期間が80日以上であり、28日齢以降は平飼い(鶏が床面を自由に運動できるように飼育する方法)で
1m²当たり10羽以下で飼育することがポイントのようです。
以上がおおまかに分けた『鶏肉の種類』になります。