事件発生!セブポーカー1日目 その4 | とむぱち隊長のもんげー日記(現在、株や期待値プラス攻略法)

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世の中強気のギャンブラーが多い中、誰よりも弱腰でありながら、
それでも世界のカジノを旅しながら攻略していく理論派攻略日記です。
現在日本で、日々期待値を追及しながら生活してます。
最近ではコジテク日記となりつつあります。(汗)

2011年 6月27日

セブポーカー1日目 その4(DIAMOND POKER CLUB)

25-50NLH


2:45 UTGで、AJ。300レイズ→ショートにオールインされ、コール。みなフォールド。相手、AQ!やばい、負けてるやん!しかし、珍しく、Jが当たり勝つ。

途中から入ってきた、P人おっちゃんが、2回ほどオールインでストレート作ったりして、ボロ勝ちし、勝ち逃げしていった。

プレイヤー4人に。左長髪兄ちゃん、その隣スシおじさん、そして、右に、まあまあ上手いP人。(さっき、J9のフルハウス作られた)

そして、ずっとプレイしていると、なぜか、右のP人には、1回も勝てず、ツーペアとか当たっても、巧妙なベットでコールさせられ、フラッシュやストレートなど何度も何度も強い手を作られ、チップがすり減る。まるで、こっちのカードや次に来るカードがわかっているかのような、自信満々なベットの仕方である。

そして、いろいろ、言葉で挑発してきて、こちらをティルトにさせ、バイインをさせたがっている感じだ。
いかなる場面でもティルト(で変なプレイ)はしないとむ隊長であるが、そんなことよりも、この感じはなにか違和感がある。
こいつがとむ隊長と勝負に来たときは毎回毎回必ず良い手が入っているorドローを引くのもなかなかに不思議ではあるが、それにもまして、彼のプレイ中の雰囲気がおかしいのだ。
普通のプレイヤーは、自分のそのハンドが最終的に勝つかどうかを気にかけるはずなのだけど、どうも、彼を見ていると、そのことにはあまり関心がなく、とむ隊長をどうにかして熱くさせてたくさんバイインをさせることばかりに神経を使っているかのような感じがするのだ。

なんとなく変だと感じてからずっと観察しているが、どう考えても雰囲気がおかしい。
で、相変わらずカードは彼に都合のいいものばかり出るし、たまにこちらに良いハンドが入った時に限ってあっさりフォールドするし。

よく考えてみたら、ここ、いかさまで有名なフィリピンだし、しかもちゃんとしたカジノじゃなくて、ローカルな、いかにもいかさまをやるならここだよ的なポーカールームだし。(汗)

これは、ヤバいのか....?
もしや、やられているのかも。。

とりあえず追加バイインするのは封印し、手元にあるチップだけでプレイすることにする。
怪しい彼を観察しながらプレイしていると、残りチップ少ないところで、スシおじさんとの対決。
フロップでオールインすると、降りてくれ、勝つ。チップ1700.

3:00 AKが来る。200レイズすると、その怪しいP人が、1500もリレイズしてきた。
来たずら、来たずら。
タイトプレイヤーとむ隊長のレイズに対して、プリフロでこんなにレイズするとは、よほどいい手が入っているのか、そうでなければ...???
ここで勝負に行けば、これまでの経緯から考えて、相手のハンドはともあれ、結果はほぼ負けることが予想できた。
なので、お金を大切にするなら、ここでフォールドしてさよならする選択肢が、期待値的には正しいプレイだろう。
しかし、まだ100%やられていると決まったわけではない。
ここまでの全部が偶然&思い過ごしということだってあり得る。
カードを開ければ、普通に勝ってしまって、なーーんだ、てこともないとは限らないし、その場合であれば、逆にそこから逆襲して取り返す展開も考えられなくはない。

いずれにしても、ここでフォールドしたのでは真相はわからずじまいだし、勝ち負けよりも、とにかく事の真偽を確かめたい、という欲求が勝る。

半ばわかってて金を捨てるようなものなので、悩んだが、やはり、真相を確かめるため、残り、1700をオールイン!


くせものP人、77!!!


77で、タイトなとむ隊長に対して1500も自信満々にオールイン要求するなんて、ありえん!
今夜のこのテーブルはこいつ以外はほぼ全員ルーズな寿司だったが、それでもそんなプレイは少なくともとむ隊長に対しては誰一人やってこなかった。
最低でもAKかTT以上はないとプリフロオールインはあり得ない。(この場では)
ましてこいつは下手ではない。
さっきからプレミアムハンドで寿司を倒しまくっているとむ隊長を何度も見ているはずなのに。。

くせものP人の表にした77を見た時、このハンドの負けはほぼ確信した。
なるほど、何も出ないことになってるらしい。

案の定、何も出ず普通に負ける。( ̄Д ̄;;
6000ペソバイインが、さっきからやたらいい手ばかり入る右のくせものP人に全部取られる。

「なんで77で1500もリレイズするんや?」と聞くと、「これは、いいハンドなんだよ~」と、おどけ、もう、バイインしないのか?と、また挑発してくる。

もはや決まりである。
これではっきりした。


いかさまでした!


そういえば、最初は、コイツ、やたらオールインばかりして何度も粉砕していてヘタクソかと思ったが、途中からいいハンドばかり入りだして、ベットの仕方もヘタクソじゃなくなった。思えば、あるときからディーラーがベテランに変わり、コイツはディーラーのすぐ左の席に座っている。その左にとむ隊長。

そして、はじめからこっちばかり観察していた。ほかはそんなに見ないのに、こちらの方ばかりめちゃ見てた。

どうやらターゲットにされたようだ。


そうか。今更気が付いたけど、アンヘレスのポーカールームも、なぜかいつも常連P人ばかり勝ってたけど、いかさまだったかもしれない。
ずーーと、勝てないのは運が悪すぎるせいと、コミッションが高すぎるせいかと思っていたが、それに加えていかさまもあったかもしれない。


今日のは、完璧にいかさまずらわ!


フィリピンには、知っている限り外国人プロが存在しない。レイキが高く、レートが低すぎて稼ぎにならないからだと思っていたが、勝てないからじゃないだろうか。(2011年のときの話です)

最初は、一緒になって挑発してくる長髪兄ちゃんもグルかと思ったが、こっちがクセモノに毎ハンド毎ハンド負け続けたたあげく最後にはすってんてんになり、しかも最後の77オールイン
がやはり情況にそぐわないおかしなオールインだと理解したようで、もうひとりのおじさんP人と一緒にカードを調べたり、何かぶつぶつ言ったりしている。

そら、どう見てもおかしいわな。

というわけで、こんないかさまポーカールームでこれ以上びた一文プレイできないことはもちろんであるが、さて、この後始末はどうしようかとしばし思案。

いかさま師やポーカールームの仲間ではなさそうな善良なプレイヤーが、この場に少なくとも二人居るので孤立無援ということはなさそうだが、ここはフィリピンである。
まともなカジノならいざ知らず、わけのわからない私設の小さな場末のポーカールーム。
しかも、扉は頑丈そうで、外の景色も見えない密室。
フィリピンには銃がふつうにそこらに出回っていると聞く。
いま冷静に考えると、いくらなんでもまさかそこまではなさそうずらけど、その時は、これはやばい、と感じた。
なので、安全を優先して、何も言わず、即座に脱出することに決める。
疑っているというそぶりさえ見せないように、ドキドキしながら一目散に立ち去る。
なんでいかさまされた被害者のこっちがそんなにドキドキせんとならんのや、て感じではあるが。

しかし、セブの初日から、とんだ災難にあってしまった。
フィリピンではろくなことがない。
そういえば、アンヘレスの初日ポーカーでも常連のP人兄ちゃんにリバーで7アウトのフラッシュ引かれてえらい目にあわされたが、いま思えばあれもいかさまだったのか?
最後にこちらのターンオールインをコールする時、異常とも思えるくらいの時間をかけていたが、その間に、リバーで出さねばならない、ボードペアにならないのカードをディーラーがセットしていたのかもしれない。
その時はなんも注意してなかったので真相は全く分からないが、あれもなかなかに怪しい私設の場末ポーカールームだったから、十分に考えられるずらね。なんせフィリピンだし。

そうして、いかさまポーカールームを無事に?脱出した後、方向を確かめることもなくただひたすらしばらくまっすぐに歩き続けて追手が居ないことを確認して胸をなでおろす。(笑)

その後、深夜にてジプニーもなく、流しのタクシーを拾って、宿近くの「 CAPITOL」と告げるが、暗闇でどこを走っているかわからず。
でも、なんか、いつまでたっても到着しない。初日にて、道もわからない。でも、なんか違う方面へ行っているようだ。このドライバー、おらたちを拉致する気なのか?(汗)

そういえば、パーフェクトプレイヤー(某カナダ人)の友人(ファラン)が、マニラのカジノを出た途端、ホールドアップされ、金を奪われたという話も聞いたずら。

いったいどこへ、連れていく気なんやー!(汗)
フィリピンだしな~。
安全なはずのセブだけど、初日にて右も左もわからんし。。

しかし、もう一回「キャピトル!」と叫ぶと、方向転換し、無事にたどりつく。キャピトルそばにマクドがあるので、定番メニュー50ペソのチキンライスセットを注文。