理由は、ラッキーアイテムを持っていることで場がなごみ、外国人プレイヤーとのコミュニケーションがとりやすく、楽しくポーカーすることができ、さらに勝負に勝てるかもしれないからです。
こまさんは狛犬の妖怪(狛犬にとりついた?)なので、縁起物だし見た目も可愛らしく、縁起物大好きの中国人が多いマカオではとてもうけるのではないかと思ったからです。何故、そう思ったかは、前回の記事を参照してください。
そして、引かれたときに「もんげーっ!」と言うことで、さらにうけ、中国人の中で流行るかもしれません。
何故、もんげーにこだわるのか?
中国通の方はご存知でしょうが、大陸の中国人と言えば、日本人だと名乗ると、子供から大人まで目をキラキラさせながら、
「ミシミシ」、「ヨシヨシ」、「バカヤロー」、「サヨナラ」、「トチュゲキーー!」
て、言うんです。
と言うのも、中国のテレビドラマで、日本兵シリーズが流行っていて?極悪日本兵が善良な中国人たちを痛めつけるっていうやつ(もちろん最後は日本兵が負けます)なんですけど。それの定番名台詞らしいです。
残念ながら自分らが抗日ドラマ見たときにはそれらのセリフは出てこなかったので、いつもいつも言ってるわけではないようですが。
その中でも、「ミシミシ」って最初ぜんぜんわからなくて、いったいなんのことかわからなかったんですが、
中国の古都平遥で安部譲二にクリソツのTUKTUKみたいな乗り物(小面包)の運転手のおっさんに出会ったんです。
まあ、宿を探していると、無料で乗せてやるから乗れっていうもんで乗ったんです。
で、安部譲二に連れられ、いろいろ宿を見て、宿は無事に決まったんですけど、そしたら、突然「15元払え!」とか言い出したんです。
また定番かよ!
もちろん、無料と言う約束だったので、トム隊長は断固拒否。
当然のごとくぴしりました。
ところが、それから数日後、安部譲二の恐るべき取り立てが始まったのです。
以下バックパッカー時代記事編集引用 タイトル「ミシミシの謎。中国の安部譲二編」です。
12時間停電により、すっかり夜型人間になってしまったうちら。
昼間に寝ていると、
「ミシ、ミシ、ミシ」
と、声が聞こえ、ドアが叩かれているような・・・・・。
「ミシ、ミシ、ミシ」
やはり、誰かが、うちらの部屋のドアを叩いているようだ。
なんだろう? 「ミシ、ミシ、ミシ」って。
なんか、聞き覚えのある声だ。 この声は! と、思ったら、
安部譲二の登場であった!
なんだよ、安部譲二。こんな昼間からなにしに来たんだよっ。(怒)
うっせーな~。
まだ、眠いんだよっ!
そして、ドア越しに、安部譲二と話をするが、
宿代を払え! だとさ。
うちらは、チェックインのときに、300元払った。 もう、5泊目だ。
1泊80元なので、宿代は不足している。
でも、老板ですら、宿代を請求してこないってのに、なんで安部譲二が請求するんだ!?
ある疑惑が、考えられる。
そして、 「ミシ、ミシ、ミシ」ってのは、なんなんだろう?
ねぼけていたが、たしかに、「ミシ、ミシ、ミシ」と聞こえたような気がする・・・。
その後、うちらは起きて、(起こされて?)
外に、ごはんを食べに行こうとすると、まだ、安部譲二が居た。
「金を払え」と、しつこいが、老板に請求されていないので、無視して出かける。
南大街の、客桟兼、レストランで食事をするが、そこの老板娘に、ある疑惑を聞いてみる。
そして、新事実発覚!
なんと!安部譲二はうちらが泊っている間、
毎日、宿からコミッションをもらっているようだ!
しかも、1泊80元なら、20元は毎日、安部譲二に渡っているんじゃないか?
ってさ。(汗)
そりゃ、客を宿に連れて行ったら、そのときは、コミッションをもらうのは知ってるけど、
まさか、客が泊っている間、ずっとコミッションがいくとは!
恐るべし、平遥システム!
どおりで、電動カートの運転手たちは、必死で客引きをしていると思っていたら、
こういうことだったのね。
ってことは、うちらが、3週間宿泊するとしたら、コミッションが20元だとしたら、
安部譲二は、なんもしないで、自動的に、420元もゲットできるってことだ。
すでに、5泊したので、もう100元か?
ありえねえ~。(怒)
インドネシアにも、コミッション制度があって、そこらの地元民が、しつこいし、
勝手にくっついてくるだけで、宿からコミッションがもらえるもんらしい。
宿が金を払わないと、ぶち切れて、オーナーを殴るというケースも聞いた。
このまま、みすみす、安部譲二にコミッションをやり続けるわけにはいかない!
って、結局、自分らが、毎日せっせと安部譲二に小遣いをやっているようなもんだ。
しかも、12時間も停電する宿に連れて行きやがって!
これは、宿チェンジするしかないねー。
それにしても、「ミシ、ミシ、ミシ」っていったいなんだろう?
と、思ったら、
どうやら、テレビの日本兵がごはんを食べるときに、
「ミシ、ミシ」
と、言って、ごはんを食べるらしい。
メシが、ミシになっとるやんけーーーーっ!(汗)
ちなみに、後日、外でごはんを食べているときに、
「ミシ、ミシ、ミシ」
と、またもや安部譲二が登場し、
うちらが、「ミシ、ミシ、ミシ」 と、言いながらごはんを食べると、
安部譲二、大喜び!
ほかの中国人にも、
「うちらは日本人や!ミシ、ミシ 」って、ごはんを食べるまねしたら、ウケてた。
ちなみに、通常は、「ミシ、ミシ」と、2回言うらしいですが、
安部譲二の場合は、「ミシ、ミシ、ミシ」と、何故か3回言うようですわ。
安部譲二!!!
こうして宿代コミッションを回収するために毎日やってくる。
たくさん希望があれば、「中国の安部譲二」続編載せます。
ということで、安部譲二のおかげで「ミシミシ」の謎が解明されたのです。
トム隊長いわく、
ミシミシやバカヤローっていう人民には反日感情薄いと思うずらが?むしろ親日かもずら。ただ抗日ドラマが好きなだけずら。
「日本鬼子」だな。真の反日発言は。
たしかに、今年戦後70周年。日本でも戦争ドラマがたくさん放送されていました。
その中でも、「日本鬼子」という台詞が出てきました。
中国にいたときも言われたことがあります。でも、軽くだったので、それほど反日感情は感じませんでした。
しかし、いまだに70年前の戦争時代の台詞が受け継がれており、日本も今安保法案で中国を刺激しているような感じがします。それを中国人が大好きな縁起物の可愛らしいこまさんの台詞、「もんげー!」に変わることができたら、日中関係はちょっとは変わるのではないかと思いまして、日中友好もんげー計画を出してみました。
しかし、さすがに、自分でもんげーを言うのに抵抗がある方は、スマホなどでこまさんの画像や「もんげー」を再生したらいいかもしれません。
勝った時に「もんげー!」だと反感買う恐れがありますが、引かれたときに「もんげー!」て叫んだら、きっとバカ受けするのでは??
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