フィリピンでのポーカーについて | とむぱち隊長のもんげー日記(現在、株や期待値プラス攻略法)

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世の中強気のギャンブラーが多い中、誰よりも弱腰でありながら、
それでも世界のカジノを旅しながら攻略していく理論派攻略日記です。
現在日本で、日々期待値を追及しながら生活してます。
最近ではコジテク日記となりつつあります。(汗)

トム所長は、実は2011年の夏にアンギレスとセブに合計で一月半ほど滞在してほぼ毎日ポーカーしたことがあります。


結果は、アンギレス、セブどちらも惨敗しました。(x_x;)


トム所長は、ポイペト、プノンペン、マカオ等、フィリピン以外のライブのキャッシュゲームでは、一滞在単位では今まで負けたことありません。

しかし、フィリピンで勝つのはかなりの厳しさと思いました。


通貨の単位はペソで、1ペソはここ10年くらい、ずっとだいたい安定して2円です。

レートは、10/20と25/50がメインで、50/100以上は少ないです。

なので、マカオ等に比較して大変にレートが安く、初めてライブをやるような人にはお勧めです。

特に10/20は。


ポーカールーム数ですが、全部は確認してませんが、アンギレスには6~8ルーム、セブには4~5ルームほどあるようです。

セブのダイヤモンドなんとかというところではほぼ確実ないかさまをやられましたので注意。

アンギレスのダブルエースというとこでは、断定はできませんが、限りなくいかさまくさいのにやられたのと、常習的にレイキの割り増し徴収(15%くらいから、酷い時には20%近く)をやっていますので、近づかない方が良いと思います。

アンギレスにしてもセブにしても、原則としてはちゃんとしたカジノ内にあるポーカールームでやるのが正解です。

いかさまはまずありませんし、レイキの不正もなく、さらには、バカラテーブル等からの大きなスシの参入率も高いです。

他のとこは、トーナメントをやる以外の意味ははっきり言ってほとんどないです。


バイインは、ミニマムがだいたい20BB。

マックスは忘れました。


レイキはどこも一律10%で、キャップ(上限)は、25/50の場合で6BB(300ペソ)です。
かなりというか、恐ろしく高いです。

これだけレイキが高いと、まともに勝つのは困難なレベルだと思います。

レイキがこんなにも一律にバカ高い理由ですが、ちゃんとした理由があります。

フィリピンの全てのカジノ、ポーカールームは、PAGKORという政府関連の組織からライセンスを受けなくてはいけないのですが、ここが一律にレイキの額を細かく決めちゃってるので、これ以外の額にしようがありません。

要は、日本の規制産業よろしく既得権益に守られた利権産業競争が全くないので、こんなにも法外なレイキがまかり通っている、というわけです。

ただ、最近、マニラにPAGKOR系列ではないカジノが初めて誕生したということなので、もしかするとポーカールームにも競争が現れて、そのうちレイキも下がってくるかもしれません。

まあフィリピンなので、あんまり期待はできませんが。


それから、レイキとは別に、強制徴収バッドビートジャックポット代があり、毎ハンド1BBです。これはポットが小さくてもほぼ毎回取られます。
確か、取られないのはプリフロで終了した時くらいだったと思います。
これがポットを取る度に毎ハンドきっちり1BB取られてしまうので実に大きくて、奇跡でジャックポットが出ない限りはトータル収支をプラスにするのは、これのせいだけでもかなりの難関なのではないかと思います。


あとは、、、(まだあるのかよ??!)


ただでさえ高いレイキを、ディーラーがごまかして余分に取ることがしょっちゅうある。(笑)


ハウス、その日のメンツによって、たまにあきらかないかさまがある。


あきらかないかさまではなくとも、全般的に、地元の常連の引きが異常ともいえるほど強い。地元常連と外国人のオールイン勝負の場合、見た限りでは8割方地元常連が勝っていました。見てて呆れるほど。なぜかはわかりません。

ちなみに、フィリピンの場合他の地域と違い、キャッシュゲームでもオールイン対決の場合はカードを裏返します。(トーナメントと同じ)

なので、ディーラーはいかさまがやりやすいです。(どのカードをリバーで出せばよいかが簡単にわかる)


プレーヤーの割合は地元常連(フィリピン人・韓国人)が多く、決して下手ではありません。最低レートの10/20には下手なお遊びのプレーヤーが多いですが、25/50以上のレートに明らかな下手くそが居ることは稀です。ましてや、参加率80%なんていうクジラはほぼ絶無です。マカオ、カンボジア等と比べても、平均レベルはだいぶ高い方だと思います。真面目にやりに来てるプレーヤーが多くて、金を捨てに来てるような金持ちが非常に少ないのが原因だと思います。


まあ短期ですと運がメインになるかと思いますが、フィリピンのキャッシュゲームは、期待値的に高いということは決してないです。

むしろ、25/50以上のレートでレイキ等の障害を乗り越えて長期でプラスにすること自体、はたして可能なのかどうかわからないくらいです。完全に不可能ではないかもしれませんが、簡単でないのは確かでしょう。


一方で、10/20は、キャップが12.5BBとお話にならないくらい高いものの、遊びに来てるスシプレーヤーが多くてしかもこのレートでのいかさまはまずありませんので、安心して遊べると思います。

レートが低いですのでいずれ大きくは勝てませんが、小遣い稼ぎくらいならできるのではないかと思います。なにしろ、プレーヤーのレベルが段違いです。このレートには強いプレーヤーはほとんどいません。


あと、トーナメントは良いと思います。
プレーヤーの平均レベルは低いですし、いかさまはありませんし、フィーも小さいです。
自分は引きが悪くてなんと全敗しましたが。(泣)

結論としては、フィリピンのポーカーは金を稼ぐには不向きというか、ほぼ不可能だけど、小さい金額で遊んだり安いトーナメントをしたり、初心者が初めてライブポーカーにデビューするには良いのではないかと。

滞在費も安いですし。