見覚えのあるロックおじさんのテーブルについてみる。ほかは、見たことのないメンツ。
ロックおじさんとは*超硬いショートスタックプレイヤーで、最初はスシかと思っていたが、見ていると毎回勝って帰っている。長年研究した?ショートスタックのシステムポーカーをしており、おそらく勝ち組だと思われる。この方法は時給は高くないが、どんなプレイヤーがいても、確実に勝てる方法だろう。
500バイインでスタート。バイインが190ドルまでともしびとなるが、ストレートができたりと、+1000まで増える。そこに、SBで、AQが入る。プリフロップで200レイズすると、2人にコールされる。フロップ当たらず、チェック。もう一人もチェック。右隣のおっさん、400ベット。ブラフかもしれないが、フォールドする。
このおっさん、(以下キツネおやじ)、よーく考えてみると、こっちがプリフロップでレイズすると、自分のポジションがトム所長より良ければ、必ずと言っていいほどコールしてくる。おそらく、タイトなプレイヤーに、えげつないブラフでもして、チップをためこんでいるのだろう。キツネおやじのチップも結構ある。どうやら、キツネおやじのターゲットになっているようだ。
あんたは、どこの人?と英語で聞いたら、間があって、「台湾人だ!」と答えるキツネおやじ。バリバリ広東語喋っとるだろ! 香港人やろが! うそつきおやじである。なんでわざわざそんな意味の無い嘘つくのか? おそらく毎日毎日腹黒いポーカーばっかりやってて嘘をつくのが癖になっているので、つく必要がない時でもついつい嘘をついてしまうようになってしまっているのだろう。とんでもないやつだ。こんなやつに負けるわけにはいかない。こいつは逆に化かしてやる、と決意するトム所長。
と、SBでK3が入る。コールで回る。フロップ「TJQ」。25ベットすると、キツネおやじに100レイズされ、コール。キツネおやじとヘッズアップになる。ターン5。当たらず。キツネおやじ、チップを手に持ち、レイズしたるわ!という雰囲気を出している。
くーーーっ。今ので当たってれば、はずしたフリしてチェックしてキツネオヤジを見事に引っ掛けることができたのに。。。うまくいかん。
ここでチェックしたら間違いなくブラフされてしまい、何もできていないトム所長はおやじがブラフとわかっていてもおりざるを得なくなってしまう。
そこで、なんも当たってないけど、575ドルベット。おやじ考えるが、フォールド。ブラフ成功! ブラフに、ブラフをしてやったわ。
まあこれだけベットすればまずおりるのはわかっていた。
おやじのアクションが、おやじがブラフをしようとしていると教えてくれたのであった。それにしても、ほんま、えげつけないキツネおやじやわ。マカオは、ごろつきや、こんなキツネおやじばっかりで、嫌になってくる。
このままキツネを化かし続けることも考えたが、他のメンツもそれほど良くないし、キツネと化かしあいをするのも大変疲れるので、今日はこのへんで退散することにする。
なんだかんだで今日は十分勝てたし。
グランドリスボア +1365HKD
マカオ10回目トータル +5445HKD
見事、この前の負けをリカバーしたトム所長であった。