フィリピンに来たことがある日本人はどのくらいいるかわかりませんが、毎年コンスタントに30万人以上の日本人がフィリピンに来ています。海外渡航先のベスト10がドイツの54万人ですので、残念ながらランキングベスト10には入りませんが、それでも日本からは毎年かなり多くの日本人がフィリピンに訪れています。ほとんどの日本の方たちは、フィリピンのイメージは南国の明るい陽気なフィリピン人というイメージをお持ちだと思います。その証拠にある大手旅行者はこんなフィリピンのイメージを伝えています。
確かにこの写真の景色は多少の修正はあるにせよ大きな違いはないと思います。しかし、私は「陽気な国」というキャッチにとても違和感を感じます。フィリピンでは田舎や海があるリゾートにも行ったことがありますが、ここマニラでも陽気な人はとても少なく、大半は陰気なフィリピン人です。まず、フィリピン人は笑いが少ないです。なんといってもカラオケの女の子でさえ笑いが少ないのです。最初のショーアップと言って女の子が20名以上ずらりと並んでその中から自分のお気に入りを選ぶのですが、その時は一生懸命笑顔を振りまきます。それでも笑顔は半分くらいでしょうか・・・残り半分くらいは無表情の女の子、ひどい子は不貞腐れたような顔をしている女の子もいます・・・
ところが、ショーアップが終わって選んだ女の子が隣に座ると顔の表情がなくなることが多いです。それで陰気臭い顔になります。たまに陽気な子もいますがとても少ないです。フィリピンのカラオケの女の子は話題が少ないです。だから、こちらから話題を提供して楽しませてあげないと場が暗くなります。こちらから楽しい話題を提供しないと、大体の女の子は、自分がシングルマザーで子供と両親兄弟を養わないとならないからと貧乏くさいネガティブな話題しか出てきません。そういう意味でも人間性が暗いのです・・・
そして、マニラとフィリピン人のイメージは、毎日光化学スモッグで排気ガスに満ちたどんよりとした空、汚物、尿、下水の悪臭に満ちたマニラ、そして、努力嫌いで正義感がない陰気なフィリピン人です。
お店で買い物をしても陰気な顔で接客です。一般的にあまり目を合わそうとしないのもフィリピン人の特徴かもしれません。どこかよそよそしくお店の店員の方が偉そうな高飛車なイメージがあります。観光客が多い場所では、日本人とみると声をかけてきますが、そのかけ方は強制的に買わせようとする卑しい心からであって、ぶっしつけな片言の日本語で「シャッチョー」と独特のフィリピン訛りで叫んできます。どこへ行ってもカラオケバーでも観光客相手のお店でも、路上の売人でも、近くからでも遠くからでも、みんな「シャッチョー」と声をかけてきます。
カラオケバーの前には数名から10名くらいの女の子が客引きのために立っています。数十メートル離れていても「いらっしゃいませー」と大声で数名が同時に叫んできます。遠くからでも日本人だと見つけるようです。カラオケの開店するころには女の子が全員で「いらっしゃいませー」を叫ぶ練習をさせられている光景をよく見ます。とにかく大声で叫ぶのです。これもお店の社員教育の一つのようです。カラオケのお客さんはお店にもよりますが、多くは日本人ではありますが、韓国人や中国人のほうが多いことがあります。あるカラオケバーは韓国人がオーナーです。それでも中のあいさつや女の子の業務上のカラオケ曲のリクエストとかおつまみ等のリクエストなどの公用語は日本語です。韓国語で挨拶をするお店、中国語であいさつをするお店は皆無に近いと思います。まだ、マニラのカラオケバーをすべて網羅したわけではないので皆無と断言はできませんが、韓国人客や中国人客がが多いお店でも「いらっしゃいませー」ですし、中でも「お願いしまーす」が公用語です。
韓国語であいさつするお店は韓国料理店だけです。中国料理のお店は中国語であいさつをするお店はみたことはありません。マニラで一番のお店でのタガログ語以外での挨拶の公用語は日本語、次は韓国語でしょう。
FAKE製品のショッピングモールなどでは、女性やニューハーフの店員が腕を引っ張ってお店に連れ込み、出ようとすると腕を引っ張って拒みます。それで買うまでお店から出そうとしません。気の弱い日本人はそのしつこさに負けてしまって、日本よりは安いからということでフィリピン相場のとても高い価格でついつい買ってしまいます。その味を知っている観光客相手のお土産屋はとにかくしつこくうるさいです。
それを陽気と感じる人もいるかもしれませんが、何十回もそういう場所に通うと彼らの「うまく日本人をだまして売りつけよう」という気持ちが見え見えになり、また、紋切り型の独特のため口日本語での会話がさらに嫌悪感を増してきます。彼らは店員でありながら日本人に対して見下した日本語の表現を口づてに覚えて、それが日本人と上手にビジネス交渉できると勝手に思い込んで、礼儀正しい日本語を勉強しようとする姿勢が全くありません。恐らく何十年も同じようなことをフィリピン人は繰り返しているのだと思うとフィリピン人の向上心のなさや、努力嫌いな国民性がまたまたダブって感じてしまいます。
とにかく、フィリピン人は努力しないでお金を得ようとします。そのためにはどんな嘘でも平気でつきます。また、正義というものがありません。フィリピン人にとっては正義とはお金なのです。お金があればそれが正義です。正義とお金についてはまた別途機会を設けてお話しします。