こんにちは カジノの歴史研究家 ルーレット美倫(びりん)です。
前回は、トランプ大統領とカジノという事について、お話しました。
さて、今回はそのトランプ大統領がカジノを経営していた、
アトランティック・シティについてお話します。
まずは栄光編ともいいますかね。
実は、
世界の2大カジノ失敗都市だといいわれているところがあります。
一つは、韓国の江原道(カンウォンドウ)、
そして、もう一つがこのアトランティック・シティだと
言われています。
韓国の江原道(カンウォンドウ)についてのお話はここでしてます。
https://ameblo.jp/casino-roulettebirin/entry-12611714706.html
さて、このアトランティック・シティ、ニュージャージー州にあり、
アメリカ東海岸に位置します。
キャッチフレーズ、黄金期は「東海岸のラスベガス」。…でした。
現在カジノは10軒以上有る為、アメリカで、
ラスベガスに次ぐ、カジノ産業の街です。
カジノの他にも、
巨大ホテル、たくさんのレストラン、ショッピングモール、スパなどがあり、
やはり、多くのカジノと同様、
家族連れで、、楽しめる街を目指してます。
要は、IR-カジノ型のリゾート施設の街です。
目抜き通り、「ボードウォーク」にカジノが軒を連ねています。
1976年ニュージャージー州でカジノが合法化されます。
ラスベガスが超いい感じに成功、収益を上げているので、
ラスベガスに倣え、と税収の増加を見込み、州議会で承認されたのです。
ラスベガス、ネバダ州の次、2番目にカジノが合法化された州です。
それまでのアトランティック・シティは、治安の良くない、やばい街でした。
貧困率も高く、犯罪の発生率も高い都市でした。
地元住民もこのカジノ産業で、経済発展するのでは、と期待しました。
ニューヨークから車で3時間という立地条件なので、
人3万人の街に年間3000万人が集まり、急速に発展しました。
地域経済はカジノ産業が支えています。
そして、このアトランティック・シティに次々とカジノを開業させ、
この街のカジノ王になったのが、トランプ大統領でした。
トランプ大統領は、
このアトランティック・シティに、カジノを経営していました。
この「トランプ・何とか…」と。トランプ氏の名前が冠してあります。
ややこしいのですが、共通しているのは、
すべてが高層で、派手で、どでかい、キラキラ施設だという事です。
内装もとても豪華で壮麗でした。ホントにキレイです。
1984年、トランプ大統領は、
「トランプ・プラザ・カジノ&ホテル」というカジノ型ホテルをオープンします。
たくさんのセレブが滞在し、またショーを行いました。
マイクタイソンのボクシングの試合、ヴァネッサ・ウイリアムズのショーなどが、
行われました。
翌年1985年には「トランプ・キャッスル」というカジノをオープン。
そして、1990年には、「トランプ・タージマハール」というカジノをオープンさせます。
ここが、最も巨額の投資を賭けて作られたカジノです。
金ぴかのインドのタージマハールを模しています。
大規模IR-カジノを次々にオープンさせたわけですから、
トランプ大統領の経営するカジノ施設だけで、8000人の雇用、雇用創出が生まれました。
アトランティック・シティは、
全米トップクラスの貧困率、失業率、犯罪率の街でした。
そして、IR-カジノ大型リゾート施設の経営で、
アトランティック・シティの街は、
その後どうなったのでしょうか?