まずい、9月も終わろうとしている💦


ついにドイツ御三家の一角「Audi」に足を踏み入れる事にした僕は記念すべきAudi第1号車をある車種に決めた。


「A3に試乗したんだからA3じゃないの⁉︎」って思うでしょ?
それが違うんだなぁ。


『GOLF R32』はとても良い車だったが、性格は思っていた通りとも言える「GT(グランドツーリング)カー」。
峠道で『ミニクーパーS』に追いかけ回された事もあって、中速コーナーや高速道路の長距離移動を最も得意としていた。
以前所有していた『インテR』とまでは行かないが、もう少し軽量でスポーティな車に乗りたいと思い始めていた。
(オーディオ追加して勝手に重量増ししてたのにね💧)
実を言うと他のメーカーも視野に入れていたが色々とハードルが高くて断念していた。


ここで少し見た目の好き嫌いの話。
自動車のスタイリングは千差万別。人それぞれに好みがある。
4ドアセダン、ハッチバック、SUV系にも良いと思えるデザインはある。
それでも一つの「デザイン」として流麗と思えるのは2ドアに勝るものは無いと勝手に思っている。
僕が本当に美しいと思う1台がこれ。

『フェラーリ Dino』



あまりに好きで以前飼っていたネコの名前に『ディーノ』と付けていたほど。



もちろん現実的に買える車ではないが永遠の憧れ✨


さてさてそんなこんなで初めてのAudiはこちら。


2代目『Audi TT』



初代がお椀をひっくり返した様なクラシカルで可愛いスタイルで話題をさらった車だ。


初代『Audi TT』



初代のイメージを上手く残しつつ、グッとモダンになり、フェンダー周りに力強さも見られる洗練されたエクステリアが気に入った。
特にテールが同社のスーパースポーツ『R8』を何処となく彷彿させる辺りが決めてになった。
インテリアもジェットエンジンをモチーフにした3連エアコン送風口や2眼独立メーター、下側をカットしたフラットボトムのステアリングなどスポーツクーペの雰囲気を漂わせていた。




購入したグレードは2.0TFSIのFF仕様。
購入当時はクワトロは3,200ccのトップグレードにしか設定されておらず、今回はライトウェイトを重視してこちらを選択した。
(単純に価格差があり過ぎて買えなかったのがホント)
Audi(VWグループ)自慢の2,000cc 4気筒直噴ターボは200ps/28.5kg・mのスペック。
特別ハイパワーというエンジンではなかったが、ターボラグもさほど気にならず活発なエンジンだった。
TTはプラットフォームこそGOLFやA3をベースにしていたが、TTのために開発されたAFSと呼ばれるボディは全体の70%をアルミで構成され、高いボディ剛性を誇りながら車重は1,340kgに抑えられていたため動きもスポーティそのものだった。


ボディカラーはホワイト。
メータフードをレザーにしたかったもんだからシートまでレザーになるセットオプションを奮発。
ディーラーの屋根付ガレージで一通りの説明を受けて納車完了。
納車までに何度も実車を見ていたがやっぱりカッコいい。
久しぶりの長く厚いドアとサイドシルに少し戸惑ったが、乗ってしまえばタイトなコクピットと質感の高さにワクワクが止まらなかった。
いわゆる「ベースグレード」とは言え排気音も適度に野太くやる気にさせてくれた。


今度の愛機から大きな変化点が1つ。
ここまで『FD』、『R32』とMTを乗り継いできたが、『TT』はAT。
自分で購入した車で初のATだった。
ドイツ本国ではMTの設定はあるのに残念ながら日本では選択できなかったため断念。


しかし、TTに積まれているATは一般的に「DCT(デュアルクラッチトランスミッション)」と呼ばれる凝ったもので各メーカーで固有の名称が付けられていた。
Audiでは「Sトロニック」と呼ばれていた。
機構を簡単に説明するとベースはMTでクラッチ操作を機械がやってくれるという物。
(クラッチペダルが無いため「2ペダルMT」とも呼ばれる)
奇数段と偶数段それぞれにクラッチを持ち、例えば1速使用中は既に2速は噛み合っていて偶数段のクラッチが切れた状態でスタンバイしている。速度が上がれば奇数段のクラッチが切れ、偶数段のクラッチが繋がるといった具合。
いまいち「⁇」でしょ?
細かい事はやめにして、分かりやすくメリットとデメリットのお話。
〈メリット〉
変速スピードが早い。
伝達効率が良い。
MTの様なダイレクト感がありながらクラッチ操作が不要。
シフトミスが無い。 等

〈デメリット〉
発進時や渋滞等の極低速で動きがギクシャクする。
通常のATに比べクリープが弱い。
MTに比べエンジンブレーキの効きが弱い。
MTに比べ操ってる感が乏しい。 等

VWが本国のGOLF Ⅳ『R32』に「DSG」として採用し搭載車種を拡大していた。
従来「シングルクラッチ式2ペダルMT」というのは細々と搭載しているメーカーは有ったが、それらと比較すると完成度は雲泥の差だった。


そんな機構に興味もあってATに納得して決めたのけど、既にこの頃から「欲しい車=MT」の選択が難しくなっていたなぁ。


なんと!気がついたら車の紹介でこんなになが〜くなってしまった❗️
車の話しになると止まらないね。


「TT」との生活は次回ということで。