またまた別の日、一本の電話があった
捕まっていた母が出所してくるから
イライラがおちつかないとの訴えであった。
よって転居したいと。
まさに2度あることは3度あるかなと
例により病状把握を行った。
主治医としても、転居が望ましいとの
言質はとった。
所内で検討した結果
転居を認める方向となった。
「転居認めますので家賃の上限と
敷金等の上限を説明しますね
金額は○○円です。」
「そんな家賃の家はない
俺に野宿しろと言っているのか
それとも死ねばいいのか」
「・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノあのね
この上限の中で保護受けている人
がいるのだから、枠内の物件が
無いということはありえないのよ。」
「そんな物件は俺は知らない。」
「知らないかもしれないが不動産屋
めぐりして上限額内の物件を見つけて
きてな」
「見つからなかったらどうする?」
「見つけるまで努力してください。」
「やっぱり俺に死ねといっているのだな」
「だから必ずあるのです。不動産屋の
一軒も回らない前に結論を出すのは
やめよう。この電話をしている間にも
不動産屋に電話したほうが時間が
有意義に使えるから」
「・・・わかった」
かなりしぶしぶだが納得はした。
やれやれどうなることやらと
最初から暗雲がたちこめていた。
┐( ̄ヘ ̄)┌