ある被保護者の世帯員が亡くなったため、


遺体を安置している葬祭業者のもとへ


同僚と行った。


ちょうど親族と業者が


見積もりというか金額の説明を


受けていた。


事前に親族との話のなかで


葬祭扶助やむなしと判断していた


ため、親族へは葬祭扶助の範囲内と


きちんと言うように伝えていた。


俺たちが行っても特別口を挟む


わけないので、黙っていた


「葬祭扶助の範囲内でお願いします」


「わかりました。少々おまちください」


10分後


「おまたせしました。おおまかに金額を

だします。けれども葬祭扶助の範囲では

たいしたことはできませんがそれで

よろしいのですか」ホントにこう言った。


「費用負担できないから福祉にお願いするのです」


「うーん。そうですねー。これとこれをいれると

金額が超えてしまいますね。どうしますか?」


「だから葬祭扶助の範囲内で収まるように

見積もりお願いします」


「少々おまちください。」


またはずされた・・・


おもわず俺たちと親族が顔を見合わせた。


「なんで伝わらないのでしょう???

私達の言い方が悪かったですか」


「いえ、必要なことは言ってましたよ。補足が

いるなら俺が口挟んでますよ。」


「ですよねー」


10分後


「おまたせしました。では見積もりだします。

何か希望はありますか?」


「だから福祉事務所が支給できる範囲で

お願いします。せっかく福祉事務所の人が

きてくれているのだから、さっさと見積もりを

だしてもらって、中身を精査してもらえば

良いのではないのか?」


「それはそうですが、まあ私の立場で言うのも

なんですが、葬祭扶助といっても市民の税金

ですから・・・ウンヌンカンヌン」


「いや福祉事務所が葬祭扶助の範囲内で

見積もりをだしてほしいと言っているのです」

口挟んでしまった・・・しかたないか


「・・・わかりました」


その後、よりによって俺たち担当の前で


葬祭扶助の基準以上の見積もりでも


一通は葬祭扶助の範囲内で見積もりで


もう一通は親族あてでも対応できると


言い放つなどとにかく


終始上から目線


斜め上の回答


親族だけでなくケースワーカーすら


嫌な気持ちにさせてくれた・・・


故人の最後なんだからという気持ちは


その業者からは一切感じられなかった