ポップ・ミュージックのトリコ -57ページ目

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

 

 

 

Playlist(Spotify)

 

1位 "A Bar Song (Tipsy)" Shaboozey

produce:S.Cook, N.Sastry

 

2位 "I Had Some Help" Post Malone feat. Morgan Wallen

produce:Hoskins, Charlie Handsome, Louis Bell

 

3位 "Not Like Us" Kendrick Lamar

produce:Mustard

 

4位 "Million Dollar Baby" Tommy Richman

produce:M.Vossberg, J.Roy, Mannyvelli, Sparkheem, Kavi

 

5位 "Espresso" Sabrina Carpenter
produce:J.Bunetta

 

 

 

Shaboozeyが2週連続で首位に。これで通算3週目のトップ

 

 

 

今週のピックアップ

 

"I Remember Everything" Zach Bryan feat. Kacey Musgraves

新しいアルバムも出て、いい曲もたくさんリリースされましたが、やっぱりこの曲が秀逸です。

2024年前半戦ではこの曲を一番聴きましたね。

 

"Mamushi" Megan Thee Stallion feat. Yuki Chiba

Yuki Chiba ?

そう、KOHHの事ですよ!

なんでこんなコラボなのか訳わからんのですが、Megan Thee Stallionが日本語のラップにも挑戦していてなんだかエライことになってます。

前代未聞のコラボですが、こういうのってこれまでなら絶対日本人ラッパーがただ客演をして終わりなはずなのに、まさかのMegan Thee Stallionが日本語に寄せてくる展開。

嘘みたいなコラボ。いやはや生きているうちにこんな事態に出くわすとは・・・。

 

"Chk Chk Boom" Stray Kids

まさかのウルヴァリンのヒュー・ジャックマンとデッド・プールのライアン・レイノルズのがPVに登場するという当ブログとしては紹介しないわけにはいかない事態が発生。

『デッドプール&ウルヴァリン』劇中に使用された曲なのでそりゃ何らかのコラボはありえるのですが、なんとまあガッツリコラボ。

すごい時代になったものです。


"Apple" Charli XCX

AppleとArportを似た語感として取り上げるまではいいとしても、わけわからんほどにAirportを連呼する奇天烈な曲。ほんとこれが男子アーティストならクスリでもやってるんとちゃうか?とディスりたくなる感じですが、これが癖になります。

今まで男子と女子では同じ表現をしても感じる重みが違う(例えば、”バーで夜通し飲んで暴れて割れたボトルのガラスの破片で傷だらけ、なんてシチュエーションは、男子なら笑える話ですが女子だと大丈夫?か、と心配になるみたいな)ことを過去に触れてきましたが、20年代になりだんだんその壁もなくなってきていて、こういう曲もアホみたいでいい曲だと評価したいです。

 

"Misses" Dominic Fike

ドミニカ・ファイク君、なかなか日本にいるとわかりにくいですが。ゼンデイヤ主演のTVドラマ『ユーフォリア』でメイン・キャストに抜擢されて、いまや超有名な俳優でもあります。まあ、薬物の乱用が原因で降板してしまいますが・・・。音楽活動としても『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のサントラにも”Mona Lisa”取り上げられ、Z世代もしくはその次のα世代のアイコンのような存在です。

この曲も彼の実体験に基づいていてまだ忘れられない元恋人がいるんじゃないか、とかいう噂がSNSを飛び交っています。

なんだかそういうといわゆるアイドルっぽいように受け止められるかもしれませんが、何より曲がいいんですよね。

 

米国のエンタメ界も日本と同様、だんだん映画とか音楽とかゲームとか国籍とか性別とかそういう垣根を越えて縦横無尽にSNSなどを通じて絡み合っていて、なかなかそれ単体ではとらえづらいことも多くなっています。

今週はそんな米国のイマの雰囲気を感じられる曲を中心に取り上げました。

 

 

監督

ショーン・レヴィ

 

ジャンル

アクション コメディ

 

出演

ライアン・レイノルズ as デッドプール
ヒュー・ジャックマン as ウルヴァリン
エマ・コリン as カサンドラ・ノヴァ
マシュー・マクファディン as パラドックス
モリーナ・バッカリン as ヴァネッサ
レスリー・アガムズ as アル
 

鑑賞方法
映画館(ドルビーシネマ)

 

さて久々のマーヴェル映画。

映画館はさすがに賑わっていました。

 

もう毎度味わっていてもマーヴェルのロゴとおなじみのファンファーレが鳴ると胸が高鳴ります。

ド頭からバトルシーンでスタートするのですが、なんとインシンクの”BYE BYE BYE”に合わせて踊りながらのキレキレの戦闘ですよ。

こんなもん見せられたらこの映画がどんな内容であってもケチなんかつけられません。

下品でバカバカしくて映画館で久しぶりに何度も笑い声を出してしまいました。

 

MCU映画が『アベンジャーズ エンドゲーム』でひとつの絶頂を迎えて以降、マルチバースを武器により壮大で、よりフレキシブルな展開を進めてきたマーヴェルですが、壮大かつ融通が利く世界観はどんどん膨張を続け、物語の進行という軸を失って、話が前に向かって全然進まなくなりました。

こうなると大きくなりすぎた物語は叙事性を失い、やたらとエモーショナルな感情を規律性なく同時多発的に拡大生産するだけの装置になってしまいます。

 

この難解な事情を抱えた現在にあって、マーヴェル映画は一度空気を換えようとしたのがこの作品ということになるでしょう。

 

作成に当たってマーヴェルは「そもそも顧客はエンドゲーム以降、いったいどんなアメコミ映画を求めているのか?」と考えたことでしょう。

リサーチをすべく評価の高い作品をあげると、『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』『ザ・フラッシュ』『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol.3』などがあります。

これらの作品を重ね合わせると”ジョークばっかり言っている主人公が、負け犬のはぐれものである同志を仲間に、過去のトラウマと向き合いながら、会社の事情さえもこえて集まった世界戦の違うキャラたちと共闘して、困難を乗り越える”なんていう筋書きができあがります。

本作はそういう意味で2020年代のアメコミ映画としては王道の路線にある作品ということになるでしょう。

実際その種の作品で味わえるものと同じような種類の高揚感を得ることができる映画でした。

 

この高揚感について、私見を言えば、新しいジャンルとして定義して、他作品と区別して論じた方がいいと考えています。

 

なぜならこうした映画を評するとき、必ず”これは映画なのか?”という命題にぶつかってしまうからです。

 

例えば音楽の世界でも、日本ではジャニーズの音楽作品はポップスなのか?という議論が必ず生じます。アイドルもの、声優もの、演歌いろいろありますが、ファンが同じものをたくさん買ってチャートが荒れると、音楽ファンは残念な気持ちになって「この世の終わり」ぐらいのテンションでこの現象を非難します。

ジャニーズ作品がJ-POPという範囲で切り分けられると、どうしてもこのような摩擦が生じます。

ただ、業界的にみればもはやこれを否定することは業界の構造そのものを非難することになります。

そこで、作品単体の物語のクオリティどうこうの尺度で論じるのではなく、作品の性質で切り分けるべきで、私は”ファンムービー”というジャンルを作った方がいいのではないかと思います。

音楽業界に起こったことは必ず映画業界に起こります。ただ新しい風潮に批判的な意見を述べて拒否反応を起こすのではなく、”ファンムービー”というカテゴリーに切り分けて、例えばコメディ映画、ホラー映画を論じるように、ファンムービーはそれ特有のクオリティによって論じるべきではないか?と思います。

そして、その文脈で論じれば本作はとことんファンに向けて作られた素晴らしい映画でした。

豚骨ラーメンを好きな人がその究極の味を提供する店にいけば、濃厚でドロドロのスープのラーメンを提供するお店にたどりつくように、とことんファンムービーのおいしさを詰め込んだ映画でした。

もちろんビギナーにも良いと感じることができるクオリティではありますが、映画の面白さのチューニングは映画オタクかつアメコミオタクのレベルになっていて、まさにコアなファン層をうならせる本気度を感じる作品でした。

 

監督はショーン・レヴィはもともと『フリー・ガイ』という皆殺しを本筋とするゲームを原作とする映画で、そのゲーム内でプレイヤーに殺されるだけのモブキャラを主人公とするという負け犬に勇気と希望を託す映画を撮った作家です。しかもその劇中でエンドゲームに沸いているMCU映画をネタにおちょくるという”偉業”を遺した人物。

その彼がMCU映画を撮るわけですから、そりゃ主流のディズニーMCU映画ではなく、ディズニーに買収された20世紀FOXの連れ子となり、20世紀FOXのスタッフの大量解雇とともに存在自体が抹消される運命にあった20世紀FOXのMCUのキャラクターに焦点を合わせて映画が作られることは必然でさえあります。

 

ショーン・レヴィがアメコミの面白さを200%詰め込んだ作品は、きちんとその熱量を受け止めて評価した方が映画界にとってしあわせだと思います。

 

 

Playlist(Spotify)※最新チャート分

 

1位 "新しい恋人達に" back number

 

2位 "ライラック" Mrs.GREEN APPLE

 

3位 "恋 詰んじゃった" AKB48

 

4位 "Bling-Bang-Bang-Born" Creepy Nuts

 

5位 "FUN" OCTPATH

 

back numberが一位に。

 

 

今週のピックアップ

 

"Bloom the smile, Bloom the dream!" 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

 

"RISE UP" NiziU

 

"カーテンコール" 優里

 

"High Land (feat. Tiji Jojo, Vingo & YZERR)" BAD HOP

 

"Who" JIMIN

 

今週は久しぶりに新曲のうちから気に入ったものをピックアップ。