天気の良いある日、
フラッと歩いていたら、目の前に又吉様が。
あのピースの又吉様と遭遇してしまった。
っちょっとやそっとの芸人さんなら東京にいると度々会うことはできる。
でもこの場合話は別。
あの又吉様だ。
又吉様は、テレビに出てるよりもっともっとお洒落なたたずまいで、
ただしあの雰囲気はそのままで立っていた。
(良く考えたら不思議、いったい何をしていたんだろう?)
私は緊張のあまり体がフリーズしてしまった。
又吉様と目を合わせたままフリーズしていたので、
明らかに彼には何かしら異常事態は伝わったに違いない。
で、一瞬でいろんなことを考えた。
あ、話しかけたい。
尊敬し応援している、この思いのたけをぶつけたい。
こんなチャンス滅多にない!
いわゆる一般人の反応。
でもそのあと即座に考えた。
あ、又吉様は気にしすぎ芸人だった。人見知りだった。
ということは、こんなところで話しかけられたらストレスだろうな?
毎日忙しくて疲れているだろうから、余計なストレスは与えてはいけない。
と、またもや私は自分の気持ちより相手の気持ちを(勝手に)尊重して、
泣く泣くその場を立ち去った。
ほんと、あれは泣く泣くだった。
かなり勇ましい辞退だった。
実は今もちょっとだけ後悔している。
いやいやいや、でも又吉様、
私はもし話しかけたとしても、
そのあと又吉様に迷惑をかけたのではないか?と自責の念に駆られてしまう、
そういう、実は又吉様と同じカテゴリー、
気にしすぎOLでもあるんです。
直接伝えられなかったけれど、
又吉様に私の気持ちが伝わりますように。