洗いたての顔に
化粧を施す
最後に
グロスを注して
鏡の中の
自分に言うの
今日も
ガンバロ・・・
そう言い聞かせて
生まれ変わった
わたしに
笑顔で応える・・・
若い頃は
お化粧なんて
しなくてもいいって
思ってた
若さで
カバーしてたのかな
でも今は・・・
お化粧することで
気持ちを
シャキっとさせてる
人前に出るなら
それが・・・
礼儀・・・
そんな風に
考えたりして
歳を重ねてきた
今だから
そう
今だからこそ・・・
女としての
ホントの色気を
発揮できる気がするの
四捨五入したら
アラフォ―だけど
切り捨てたら
アラサーだよ
そんな冗談
言ってみたりするけど
私だって
女だもん・・・
いくら
年齢を重ねても
女を捨てたりなんて
しないよ・・・
逆に
今の自分の方が
好きだったりするかも
男の人と
食事に行けば
お酒だって入る
そんな時・・・
少し酔った顔が
色っぽいって
言われるの・・・
見上げる目つきに
大人の女の
色気を感じて
そんなわたしの
すべてを
知りたいって
そんなわたしを
抱きたいって
言われることだって
あるんだよ
わたしだって
まだまだ
女だから・・・
抱かれたいって
思うよ・・・
どうしようもなく
触れ合う肌の
温もりが
欲しくなる・・・
女として・・・
抱かれる快感は・・・
いつまでも
体が覚えてて・・・
忘れられないね・・・
でも・・・
誰の腕に
抱かれても
いいって訳じゃなくて・・・
抱かれたいのは
決まってる・・・
だから
薫りだけ残して・・・
抱かれたりなんか
絶対・・・
しない・・・
いつもより
少し
熱っぽい体が
ちょっぴり
敏感に
なってるみたい・・・
火照った体に
自分の指を
這わしていく・・・
女としての自分を
最高に感じる
瞬間かもしれないな・・・
今夜は
少しだけ・・・
あなたのこと
感じながら・・・
体の
火照りを
冷まさせて・・・
