末代までの恥 | 寸劇の個人

末代までの恥

『21世紀枠に負けたのは、末代までの恥・・・・腹を切りたい』

と発言したあとに、猛烈なバッシングを受けて、
監督を辞した私学高校野球部の監督がいました。
真意が周りに伝わらず、監督を慕っていた選手や保護者にとっても
誰にとっても得のなかった話でしたが、選手や保護者などの
熱烈な署名活動により、翌年に監督復帰しました。

昨日の息子の高校野球は、相手チームにとっては、まさに

『末代までの恥』

と言える出来事だったのかもしれません。
昨日は、夏の選手権前の最後の大会である

『宮崎県高等学校野球選手権』

の地区予選1回戦でした。相手は私学で、私の母校。
母校なんで、野球部がどういう生活をしているか・・・?

よ~く知ってます

彼らの殆どは、授業を午前中で終え、
昼食を採ると、部活動は午後から始めます。
トレーングセンターも完備し、夜は照明をつけて、
自主練習を含めて毎晩22時くらいまで練習します。
そんなチームなんで、中学の有力選手を集めてくる・・・
所謂、野球をやるために高校に通っているような選手の集まりです

今は時代も変わりましたから、当時と全く同じではないかもしれませんが
県立でも職業校(工業高校や商業高校)であれば、
今も毎晩22時くらいまで練習してますので、そんな感じだと思います。
そういうチームが、県立進学校に負ける・・・なんてことは
誰も予想できないことなんです

息子が通う高校は、県内TOPの進学校。
普通科の合格ライン最低偏差値は63、息子の科は68
毎年、東大等Sランク大学への進学者を輩出する高校なんで
野球部の練習は夏場で2時間、冬場は1時間半しかありません。
練習時間が短いので、バント練習や守備練習はしません。
ひたすらバッティング練習をして、
守備については、練習試合を通して磨くしかないのです。
練習してないことは試合で出来ませんので、
バント・・・のみならず、常にノーサインで、盗塁も選手の判断で行います。

誰もが負けることを予想してましたが、昨日の試合は痛快でした。
初回、ヒット1本と盗塁3つで2得点で先制すると
5回に2点を追加し、7回にもう1点、8回に更に2点を追加して
7-0でコールド勝ちをおさめました
攻撃は8安打、9四死球、7盗塁
守りは、被安打4、与四死球4、許盗塁1、無失策


完勝でした

こちらがやることは、全て上手くいき、ツキもあり
相手がやることは、全て失敗、ツキもありませんでした
1年に1度あるか?ないか?の出来事が、1試合で全て出てしまった・・・
そんな感じになると、こういう番狂わせも起きる・・・・
という、野球の面白さと怖さを体感した試合でした

さあ、そこで冒頭の話になります。

『末代までの恥』

ようするに、バッシングを受けた監督が言いたかったのは
相手チームを揶揄する意味などでは決してなく

『自分のチームは、選手を集めて、
1日何時間も野球ばっかりやってきたチームで、地区大会覇者。
相手は、少ない練習で勉強を重視する高い偏差値の
特別枠の推薦進学校チーム・・・この結果は、全て監督の責任』


そういう事が本意で、言葉としては
ああいうものになったんだと思います。

昨日の相手チームの監督も似たような感情だったかもしれませんし
選手や保護者も同じ気持ちだったと思います。
コールド負けが決まった後、選手と保護者の雰囲気は
それを想起させましたので・・・

ああいうことは、年に何度もあることではありませんので
次はそうも上手くはいかないでしょうが、
基本的にウチのチームは夏に強いので
次選は冷静に見守り、夏に期待したいと思います。

まあ、息子は2年生なので、あと1年ありますが
3年生には、悔いのない高校野球生活を満喫してもらいたいです