東京国立博物館 茶の湯展
に来ました。本日 最終日。
室町時代の 足利の頃からの 唐物
高麗ものから 利休の跡までの
名物を 集めに集めた すごいものだらけの
国宝級のおたからだらけの エキシビション。
古田織部の燕庵の模型なんかも ありました!
不審庵で学んだ者としては
やはり 利休作のものや 彼が造らせたもの
彼が選んだものが 最も 美しく見えてしまう。
均整のとれた 艶の出方ひとつ
釉薬の醸す景色 蟻腰の遊び心にも
美しさが ひかる。
古田織部の焼き物も アート作品としては
斬新だし、色もユニークだけれども
普遍的に美しいかといえば そうでもない。
唐物や高麗ものは サイズがいささか 大きめだし
飲み口の扱いが 鋭く切られていたり
高台がなかったり 飲み口が厚かったり
薄かったり。
利休が選んだものだけは そういう
過不足が限りなく ゼロに近い。
無駄がなく 不足もない。
とにかく 美しい。
だから 彼が自分の審美眼に自信を
もっていたことが感じられる。
お客さんが話していた
「秀吉に逆らうなんて 利休も 頑固に
それなりのことしたのよね」
と言っていた。
こんなにも 普遍的な美しさを
作り出し 見出せるのだから 自信もって
当たり前だし、
そんな美しさを無視して 成金趣味のお道具や
茶室を所望し、見せびらかすために利用した
秀吉は許せなかったでしょう。
利休が亡くなる4日前の 手紙が
展示されていた。
大切なお道具を最後に 贈る手紙。
1591年 から426年。
美しさの価値は 変わらず 今も
弟子たちと 多くの人々の共感を得ています。
お道具の配置も 所作も何もかも
本当に美しい。